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映画・テレビ

2015年11月 7日 (土)

秋刀魚の味

◆秋刀魚焼くまた秋刀魚かと言はれつつ

(俳句ポストの兼題で秋刀魚を投稿、ここに載せたのはボツ句です)(;^_^A


秋刀魚といえば小津安二郎監督の遺作「秋刀魚の味」(昭和37年松竹)を思い出す。
ちょっと嫁き遅れた娘の結婚に至るまでのお馴染みのストーリーだが、
「晩春」などと違ってコメディタッチな雰囲気が好きで、何度も観ている。
タイトルの割には秋刀魚を食べるシーンが一度も出てこないのがナゾだった。
笠智衆演じる老境に入る主人公の悲哀を、秋刀魚のワタのほろ苦さになぞらえたとか言われているようだが。
それもあるだろうが、ごく当たり前の日常が無事にすぎてゆくほどほどの幸せの味、という感じもする。
秋刀魚もごく日常的な、庶民的な魚だが、毎年何度でも食べたくなる。
秋になるどどれだけの人が、しみじみと美味しいと思いつつ秋刀魚を食べることか。
日常を描いた淡々としたストーリーなのに何度でも観たくなるこの映画に響き合う、まさに「秋刀魚の味」なのかもしれない。

Sanmanoaji



ところでそのほろ苦いワタだが、最近のスーパーにはワタを抜き、頭を落した秋刀魚が並んでいる。
去年あたりから多くなり、今年はパック詰めの半数がその状態。
もちろん氷の入ったトロ箱に五体満足な?秋刀魚もたくさん入っているからいいのだが、
あの状態で塩焼きにして美味しいのだろうかと考えてしまう。
私もワタをきれいに食べる・・まではしないのだが、やはりあの苦さがあってこその焼秋刀魚だと思っている。
ワタとかアタマを見るのが嫌だということなのかな・・私にはアタマを落された姿のほうがグロテスクに見えるけど。
折りしも子供用のノートの表紙の昆虫の写真を見るのがイヤという声が多くて、すべて廃止する事を決めたというニュースを見たけれど、
生物のリアルな姿を見たくないという感覚、どうなんだろう。違和感を感じるのは私だけだろうか。


◆青秋刀魚清き眼をして焼かれをり

Sanma1020






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2013年1月23日 (水)

戦場のメリークリスマス



先日亡くなった大島渚監督を偲び、
WOWOWが番組を変更して監督の代表作、「戦場のメリークリスマス」を放映した。
25年以上前TVで一度観たのだが、北海道のローカル局で受信状態が非常に悪く、残念な思いをした。
今回やっとまともに観られる、と喜んで観たのだが・・・

Senmeri1_2 

デビット・ボウイが美しすぎる、坂本龍一が妖しすぎる(笑)
80年代のユーミンのレコジャケみたいなメイクだわね。
公開当時のキャッチコピーが「男たち、美しく」・・って、そっちかよ!と思いつつ、
それも一理あるような・・
いやいや、中身はもちろんそんなキワモノではなく、戦闘シーンは皆無なのに見事に描かれた戦争映画。
多数の英国兵士が捕虜になっている日本軍の収容所を舞台に、日本と英国、もしくは東洋と西洋の文化、宗教観、
人生の価値観などの違いが炙り出される。
戦争という極限状態の中で対立するのは双方の生き方そのもの。



ビートたけし演じるハラ軍曹が捕虜のロレンスに向かって、お前は立派な軍人なのに何故捕虜の辱めに甘んじるのか、
何故自決しないのかと聞く。
彼にとってはそれが本当に不思議なことなのだろう。
当然英国人のほうはそんなこと全然恥とは思っていない。
全くかみ合わない価値観・・・それでも話しているうちに奇妙な友情めいた感情が生まれてくる。
それが自然に納得できるところがいい。



日本軍の例えば朝鮮の兵に対する差別感や捕虜に対する残忍さも容赦なく描かれるが、
この舞台の時点ではあくまで勝者だから。
以前、会田雄次の「アーロン収容所」というノンフィクションを読んだことがある。
この映画とは逆に英国軍の捕虜になっていた経験が書かれたものだが、
立場が逆になればやはり同じ、陰湿な虐待も多かったようだ。
ことに西洋人のアジア人に対する蔑視は想像を絶するものだったらしい。
何百年にもわたってアジアを植民地支配していた彼らにとって、アジア人は人間扱いの対象外・・
それが現実だったということだ。



それはともかく。
何といっても目が離せなかったのはヨノイとセリアズの絡み。
ヨノイは一目でセリアズに魅せられてしまったのよね。
俳優ではない坂本龍一の演技は無理ないとはいえ全体としてはひどすぎるんだけど、
軍事裁判所でセリアズに会った瞬間から呆然とした顔をして彼を見つめ続ける、
ストイックな軍人という本質のその奥にある、人一倍美に敏感な感性というか愛情というか、
それが抑えようもなくあふれ出してくる表情を見事に演じていた、そのシーンは秀逸だった。
極限状態だからこそいやがおうにも輝く、「愛」と呼ぶしかないもの。
それをコントロール出来ずに心乱れるヨノイ。
う~ん不思議、あんな演技なのにやっぱり一番強い印象を残してるってすごい・・というか何なんだろう。

Senmeri2


いかにも泥臭い陸軍軍曹、ビートたけしのハラもね、憎みきれないキャラクター。愚直な故の残忍さの中に時折露呈する人の良さと優しさ、
その加減が絶妙。
ラストシーン、明日は処刑されるハラが最後に見舞ったロレンスに呼びかける、
この映画のタイトル(原題・Merry Christmas, Mr. Lawrence)となった言葉、切なくて泣きたくなる。
男ってある意味女よりずっと繊細で儚いですよね。


やっぱり戦争を舞台に描かれた、幾多の傷や痛みを抱えた「愛すべき男たち」の物語なのかもしれない。
そして言わずもがなだけど、この映画の主題曲の素晴らしさ、
これもまた永遠に残ることだろう。





大島渚の映画、他には40年以上前新宿のATGで観た「少年」を覚えている。
ATGには当時よく行っていたので他にも見たかもしれないけど忘れてしまった。
最後の作品、「御法度」はぜひ観てみよう。

Gohato_2 



それにしても大島渚、大鵬、千石規子さん・・
昭和という巨大な船が、そのままゆっくりと彼岸に移動していくのを見るようだ。
いずれは私もその中に呑み込まれるんだろうな・・・
ご冥福をお祈りいたします。






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2013年1月 4日 (金)

「平清盛」最終回~総集編




TVといえばしつこいようですがちょこっと大河ドラマ「平清盛」のまとめを。
総集編を観たけれど、ほら~やっぱり面白いじゃないの。
松山ケンイチの清盛、最後までちょっと消化不良かなあと思っていたけれど、
総集編を観るとどうしてちゃんと演じきっている感じ。
というよりあの若さで晩年までを演じきるのは本当に大変だったでしょう。
それを考えるとほんとにすごい、今は素直に「お疲れさまでした」と言いたいです。
最終回、倒れるときに恐竜の咆哮のような音響が入ったのには驚いたというか笑えたけど。


Taiga21_2 

他の若手俳優陣もがんばったと思うものの、深田恭子の時子は最後まで若すぎ!
あれじゃ八百比丘尼だよ。
そういえば最終回の前の週、私が好きだった堀河局が無意味に(笑)出てきたけど、
その老け方がすごく美しくておお~っと思った。
あれを見習ってほしかったですね。
最終回には思いがけずこれまた私の好きだったファッショナブル禿集団のリーダー、
羅刹が何故か盲目の琵琶法師として登場、「平家物語」を謡っていたが、
盛国が死ぬ時点で「平家物語」が成立してるわけないぢゃん!というツッコミはこのさい置いといて・・
イメージとしてはぐっと印象に残る場面ではありました。



第一回から絶賛していた玉三郎丈は「後世に評価される作品」とおっしゃっていたけれど、
負の部分も含めて語りつがれることは確かでしょう。。
実はバッシングと同じくらい高く評価する人も多かったと思うので、
NHKはこれに懲りず「こだわりの大河」路線を続けていって欲しい。
何はともあれ、逆風にも負けず1年間お疲れさまでした。
今年の大河も予告編をちらと見た限りでは悪くなさそう。
期待しています♪




Kiyomoricd_3

サントラも好きでずいぶん聞き倒しました。
「遊びやせんと生まれけむ」フルバージョン、泣かせます。

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2012年11月 7日 (水)

黒ドラ!?「純と愛」




10月から始まったNHK朝ドラ「純と愛」、なかなか面白いですね・・と言う心境になるまで紆余曲折があったのでありました。
きれいごとすぎるよな~と思いつつも、まあ朝ドラだから和んでいいか、
とほんわか観ていた「梅ちゃん先生」から一転、
暑苦しい濃顔のヒロインのガサツな騒々しさ、うっとおしい両親に軽薄で可愛気のない兄弟、
加えて初日から親子の怒鳴りあいのケンカにナレーションまで本人のタメ口ときたらもうのっけからげんなり。
ドラマが進むと今度はストーカーまがいの男の子が登場、これが主人公の片われって、
これほんとに朝ドラ~??って感じ。

Junai4


ともかく登場人物の大半が善人であるという朝ドラの常識をみごとに覆し、
全員が悪人・・・とまではいかないけど嫌な人間ばっか。
ホテルに就職しても見守ってくれるような上司もいない、
通常の朝ドラなら親友になる位置の女の子もハンパでない敵に。
四面楚歌の主人公、純はしかし目標に向かって仕事だけはきっちりやるのかと思えば、ホテルマン以前に社会人として全く機能していない。
ロビーを走り回ったり大声を出したりお客の前で考え事をしてぼーっとしてたり、
お客のプライバシーに口を突っ込んだり。
あり得ないでしょう、即刻クビもんでしょう。



近づいてきたストーカー男、愛(いとし)は弟の死をひきずったまま、
他人の本性が見えてしまうという苦しみを背負って純にだけは心を開くのだが、
その家族がまたものすごい。
鬼のような母親、全く頼りにならない父親、醒めきっている妹。
純と愛が決裂した先週土曜のあの暗さ、凍りつくようなシリアスさは朝ドラ史上初と言えるのではないだろうか。

Jyunai1

う~ん、まず名前、普通なら愛が女性で純が男性だよね。
もちろん意識して逆転させたのだろうけど。
純と愛の恋(って感じじゃないけど)が始まってもリードするのは常に女性の純。
腕枕まで女がするか?
という感じで男女逆転、すべてが反転、
これって反・朝ドラ、裏・朝ドラ?いやいや、

黒朝ドラ!!sweat01



という風にもう観るのやめようかなと思いつつ観ていたんだけど。
最近はその黒さの向こうに透けて見えてくるものがあるような気がして、ちょっと考えを変えている。
ガサツとか意地悪とか軽薄とか頑固とか、そういう表面的な性格の奥に、とてもそんな単純ではないものが見えてきた感じ。
全員がサイテー男、サイテー女と思わせておいて実はそんな薄っぺらなものではないと。
ふうんそこまで描くか。
だとしたらこのドラマ、思った以上に人間というものを掘り下げて描くめずらしいドラマなのかもしれない。
少なくとも朝ドラの中では。



考えてみればこちらにも朝ドラということで先入観があるわけで、朝ドラだから楽しいほうがいいとか、
ヒロインの笑顔でこちらも元気になりたいとか、あるいはほっこり和みたいとか。
それは今でもそう思う。朝から身につまされるような話につきあいたくないし、
去年のように現実の世の中があまりに辛いような時にはなおさら。
それを敢えて崩して、冷静に考えればきれいごとの権化みたいな「おひさま」や「梅ちゃん先生」の真逆のドラマを持ってきたのはある意味快挙かも。
しかも「他人の本性が見える」というちょっと現実離れした悩みを抱える主人公には、
「身につまされる」という現実的な共感は持ちにくい。
要するにめずらしいケースの「他人ごと」として興味深く、どうなるのかな?という野次馬根性で観られるということ。
そのあたり、計算しているとしたら見事だな~と思った次第。



そういえば個人的には以前から朝には観ず、夕食の時に録画した朝ドラを見るのが楽しみというか習慣なんでした。
つまり実質朝ドラではなく、夜ドラ。
だから今回は朝ドラだと思わないで割り切りゃいいわけね。
夜なんだから「黒ドラ」でもOK、ということで当面このまま観続けることに。


まあヒロイン純に感情移入はできそうにないけど、(せめて仕事はちゃんとしろ、心の中でも親のことをあいつとかタメ口をきくな!annoy)ちょっと情が湧いてきたというか・・・それって製作者の狙い通り?
愛がどうなるのか、あの鬼母が実はどういう人間なのか(若村麻由美はまりすぎ!♪)興味が湧いてきた。
それでも朝ドラなんだから、当然最後はハッピーエンドだよね・・・ってまさかそこまでは裏切らないで下さいね。


Jyunai2 

今週は早くも結婚するみたいね (;^_^A






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2012年7月 6日 (金)

ミニスキュル・小さなムシの物語




今年の2月だったか3月だったか、
ある真夜中(2時か3時過ぎ)にふとTVをつけたら、
NHKBSで素晴らしくきれいなアニメが目に飛び込んできた。
虫が主人公のようでセリフも無し、ほんの数分で終わってしまったが、
ともかく美しい、そして甘さは全くないのだけど可愛らしく洒落たストーリーに一度で魅せられてしまった。
調べたら「ミニスキュル・小さなムシの物語」というフランスのアニメということ。
まあこの番組に限らず、特にNHKはとんでもない真夜中にとんでもなく素晴らしい番組をつらっと放映するのはよくあることなのだが・・。
放送予定を調べても真夜中とか昼間のすきま時間とか一定せず、
何でこんな番組を子供たちの見る時間帯に放映しないかな~と大いに憤ったものだ。
その後BSの番組は先行放送で、4月から地上Dで連続放送が始まることが判明。
現在は金曜日の夜に2分バージョン、日曜日の朝に5分バージョンを放映している。



http://www9.nhk.or.jp/anime/minuscule/

Minu1_2 Minu2_2

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背景とか人物(足だけなど一部分が多い)などは実写で、フランスの田舎の美しい風景を楽しむことが出来る。
虫はCG。
登場するのは最初はクモだとはわからなかった真っ黒クロスケみたいなクモや足長グモ、
テントウムシ、ハエ、バッタ、トンボ、チョウ、カタツムリetc.
さすがファーブルを生んだ国!?
虫たちは挑発しあってケンカばかりしているのだが、人間に対しては一致団結。
ヒドイ目に遭わされるのは人間、というところが可笑しい。
2分バージョンは時に4コママンガを見ているようで、起承転結のメリハリを楽しめる。
小さな虫の物語、なんていうと愛らしい虫たちの自然賛歌、というイメージも浮かぶがそこはフランス。
そんな甘さはまるでなく、シビアな展開になるのがいかにも、という感じ。
とはいえ恋あり友情あり、デフォルメされた虫たちの愛らしさや美しさは大人の鑑賞にも充分堪える。
まあ変にリアルなところもあるので、虫なんか一目も見たくない、という人はやめたほうがいいかもしれないけど。
子供が見たらもちろん大喜びするはず・・・アニメとしてのクオリティは非常に高いと思う。




ところでフランスの長編アニメといえば、
最初に観たのが「時の支配者」
そして2回目に観たのが「ファンタスティック・プラネット」
「ペルセポリス」も観たけどあれは現実的な話なのでおいといて。
「時の支配者」、それ以上に「ファンタステック・プラネット」のあの絶望的な暗さはいったい何なんだろう・・
特に後者はあまりに悲惨でおぞましくて、最後まで観られなかったくらい。
どうしてあそこまで陰惨なアニメを作るかな?
確かに作家の個性ではあるのだろうが、あんなの見せられるほうはたまったものではない。
それで思い出したけど、子供の頃読んだ世界文学全集に色々な国の民話が載っていたのだが、
フランスの民話は子供心にとてつもなく暗かった。
小説も同じような感じで、フランスって暗い国かしらと思ったものだ。
ああそういえば60年代のヌーベルバーグ映画も暗かったよね、「シベールの日曜日」とか。
実際何度かフランスに行った時の印象では、暗い感じなんて全くなかったけど・・・ちょっとナゾ。
表面だけ見ただけではわからない「闇」を内臓しているのかも・・・・?

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ともあれ、「小さなムシの物語」は明るいです。
ノーテンキな明るさではなく、シビアでエスプリが効いているところがいかにもフランスっぽい。
セリフが無いので吹き替えでぶち壊し、なんてこともない。
何より短いのでちょこっと見てくすっと笑う感覚が精神衛生上よろしいような(笑)
大人も子供も楽しめる貴重なアニメ、お勧めですhappy01heart04






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2012年6月15日 (金)

NHK大河ドラマ「平清盛」~バッシングに負けないで




ということで40年後、2012年の「平清盛」
まさかの低視聴率に四苦八苦しているらしいけど、
やはり1月に書いた通り万人受けしないのは確かでしょうね。
画面が汚いとかいうのはリアルさを追求しているからだろうし、
あの時代は実際そんなにクリーンだったはずはないんだし。
公家たち、女房たちの化粧や装束もリアルで、手がかかっているなあと私は感心してしまう。
付けまつげなんて絶対つけてないし(笑)
その姿勢、こだわり、けっこうじゃないですか。
新・平家物語はカラー放送がいきわたった頃で、華やかさ、美しさを強調していたみたいだけど、
その時代のリアルな再現をめざすのも今だから出来ること。
少なくとものっぺりとした去年の「江」よりよっぽどいいと思うけど。

Kiyomori8

和歌がわけわからないというレビューも見たけれど、
実際当時の宮廷では日常的に和歌のやりとりがなされていたんでしょう?
でも台詞は現代的で、いきなりあの節回しの和歌を挿入というのは確かに違和感を感じてしまうかも。
だからそこまでやるのならその意味でも通常の台詞自体をもうちょっと古典的なものにしたらいいのにとも思う。
でもそれだと清盛のキャラには合わないんだよね。
そのへんが練れてないというか、おぼつかないというか残念な部分。


それと何といっても肝心の清盛のキャラクターがいまだに定まっていないのは致命的。
よく書かれている通り、目をギラギラさせて大声で怒鳴り散らすだけ、というのは若い時代はいいとしても、
まさか一生続ける気ではないでしょうね、もう半年経過してるんですけど。
平家一門を束ね、一時期とはいえあれだけ繁栄させた力量や手腕がいっこうに見えてこない。
まあ描きたいキャラクターとこちらの求めるキャラクターとは違うと言われればそれまでだけど、
一応歴史ものであるのだからある程度納得させてほしいのだ。
なんか狂言廻しみたいな存在になりかけてるよ・・この頃。


それは脚本のせいなのか、松山ケンイチが役に合わないのか、
例えば義朝役の玉木宏が清盛だったほうが良かったかも、少なくとも女性受けしたかも、なんて色々考えてしまったが・・
多分松山ケンイチも迷って苦悩していると思うけど、ぜひめげずに、
それこそぶれない新しい清盛像をまっとうしてほしいものだ。

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と、それだけ文句を言いつつ何で毎週喜んで観てるんだ?という話ですが、
これがやっぱり面白いんですよ。
宮廷のどろどろの愛憎劇、親子兄弟の確執、時には見るのが辛くなるほどかなり掘り下げて描かれ、
やっぱりリアルで引き込まれる。
崇徳院を演じる井浦新、いいね♪
「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」で初めて見て印象鮮烈だったけど、今回もはまっている。
このあいだ死んじゃったけど山本耕史の怪演! 藤原頼長も良かった。
もう出なくなってしまったけど、りょう演じる「堀河局」好きだったな~
彼女の和歌、もっと聞きたかった。
阿部サダヲの信西と松田翔太の後白河院は何だかなあ・・だけど、
周囲の人物は皆よく合っていてなかなかいいです。
それと前述したとおり美術関係のこだわりが素晴らしい。
やはり新・平家物語とは全く違う2012年だからこそのドラマ、この時代にしか描けないドラマなんだと思う。

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それとあの「遊びやせむと生まれけむ」はこのドラマを貫くテーマだったのね。
あの歌が好きなあまり、出たばかりのCDレンタルしてMyCD製作。。
(余談だけどCD売れないわけだよね、レンタル料200円、コピー用CD100円で合法にアルバムが作れちゃうんだもの)
歌のフルバージョンが入っていて、何度聞いても飽きない。
メロディはいくつもの曲にアレンジされていてどれも心に沁みる美しさ、車の中で大音量で聞き倒しております。




NHKはあまりの低視聴率に危機感をつのらせて、色々テコ入れを考えているようだけど、
スポンサーがいるわけじゃなし、いいじゃない、いまさら変な小細工はしてほしくない。
私だけでなく、面白いという人もたくさんいるんだから。
そういえば、敬愛する玉三郎丈が絶賛していたのも嬉しかった。
バッシングにめげず、今回は少数派?を尊重して最後まで今のスタンスを貫いてほしい。
私は絶対最後まで観せてもらいますよ♪


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オープニングのこの舞が好き♪







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2012年6月14日 (木)

NHK大河ドラマ1972「新・平家物語」



1月に「平清盛第1回」を書いてからはや半年。
暗すぎるとかいってけなしたけれど今はどうかというと、
毎週楽しみに観ておりますです。
ところが視聴率は低下の一途、10%を切るのは時間の問題と言われつつ、
首の皮一枚でつながっているという危うい状況らしい。


どうして~~??
面白いじゃん!!




と私は声を大にして言いたいですが。



なんで人気無いんでしょうね。
確かに欠点は色々ある。
大雑把に言っちゃえばあの暗さが今の世相に合わないことが一番の理由かも。
そうでなくても暗い世の中、朝ドラの「梅ちゃん先生」が人気なのは全く反対の理由からだとは思う。
でもこれは平安時代のお話で所詮現代とは無関係で切実感はないと思うけど。
私なら現代のリストラとか一家離散とか孤独死とか無差別殺人とか、そういうのを描いたドラマのほうが身につまされてイヤだな。



で、思い出したのが1972年、同じ平清盛の生涯を描いた大河ドラマ「新・平家物語」

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リアルタイムで観てはいるのだが当然全く忘れている。
幸い上下2巻の総集編のDVDが出ているのを知り、さっそく借りて観てみた。
これは平均視聴率21%。評価もかなり良かったと記憶している。
今の清盛と何がどう違うのだろうか。
52回の放送を3時間半にまとめてあるので、描かれているのはほんの一部というかさわりだけなのだが、
いや~面白かった。
まあ内容以前にですね、キャストの豪華さに懐かしさのティスト大盛りで
まずそちらのほうに気持ちが奪われちゃったけど。


Heike1_3 Heike2   

平清盛   仲代達矢
平時子   中村玉緒
平忠盛   17代目中村勘三郎
祇園女御  新珠三千代
池禅尼   水谷八重子(初代)
源義朝   木村功
源頼朝   高橋幸治
常盤御前  若尾文子


清盛の弟たち、子供たちに山崎務、古谷一行、原田大二郎、中尾彬、勝呂誉、山本学、
中村勘九郎、(当時17歳、現・勘三郎)、郷ひろみetc.
さらに白河院に滝沢修、高倉帝に片岡孝夫(もちろん現・片岡仁左衛門)
崇徳院に田村正和という目の回りそうな豪華さで、
うわ~若い!きっれい~♪凛々しい~♪とついそっち方面に陶酔しておりましたが・・・coldsweats01



印象といったら「歌舞伎入ってるな~」が第一印象?(笑)
ともかく雰囲気が古典的。
台詞回しも古風で、はっきり言って難しい部分も。
原作は吉川英治の小説で、それは読んでないのではっきりとはわからないけど、
原作のせりふをそのまま使っているのかなと思わせる。
もちろん当時の言葉そのままではないのだろうけど、
今の時代劇には決してでてこない言い回しがふんだんに登場。
それがなんともカッコいい・・・と私は思ったけど、
今の若い人たちはどう評価するだろう?
若い人に限らず、わかりにくい、とNHKに苦情を言う人も多いかも。

Heike4

仲代達矢はともかく眼力が凄い。
文字通り眼でものを言う感じ。
この新・平家物語でも清盛は悪役として描かれてはいない。
平氏のホームドラマというニュアンスが濃厚で、清盛は頭領としてのカリスマぶりを発揮する。
ぶれない、迷わない(内心はともかくとして)頼りがいのある清盛かな。
そこはドラマが始まって半年、いまだにぶれっぱなしの現・清盛との大きな違い。
父、忠盛は中井貴一演じたエネルギッシュ&フレッシュな忠盛とは対照的に、
穏やかでどちらかといえばふがいない父として描かれている。



保元の乱で敗死した藤原頼長を演じたのは成田三樹夫。
父、忠実に拒否されて輿の中で舌を噛み切る最期はこないだ放映されたものと同じ内容だったけど、
「輿はそのまま棺となった」というナレーションが強烈な印象。
ともかくナレーションもクールで、ホームドラマの要素が濃厚ながら、
すべてにわたって変な甘さがないことに時代を感じる。
1972年なんて「昔」ともいえない昔なんだけど、
演じている俳優さんだって今でも皆活躍しているんだけど、
世相も人も激変したことはあまりに多く、それが今のドラマ作りのスタンスにも影響していることは確かだ。
まあ総集編だからこれだけで評価をするのは無理だけど、
信念を持ってゆるぎない清盛の存在感がやはりドラマの柱だと感じた。
となると松山ケンイチ演じる現・清盛の欠点が浮き彫りになるのだが、
それは次回に。



可笑しなシーンもあった。
源義朝と常盤御前のロマンティックなラブシーン、若尾文子の美しさに惚れぼれしつつ見ていると、
義朝の胸に顔を寄せ、伏せる目にもろに付けまつげ!で大笑い。
当時、時代考証にはあまりうるさくなかったのかしら?

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個人的に忘れられない印象を受けたのは子供時代の頼朝のシーン。
凛とした武者人形そのままのような男の子が登場し、
演技も素晴らしくてこれ誰っ?!と検索したら岡本清太郎という少年で、
現在は江戸浄瑠璃の家元、7代目清元延寿太夫の若き日の姿だった。
歌舞伎とも縁のある家柄で、この時代歌舞伎の子役としても活躍していたとのことで納得。
写真をさがしたら今はロマンスグレーの和風紳士です。
う~ん1972年なんて昔ともいえないと書いたけど、
この岡本清太郎や郷ひろみ、当事の中村勘九郎、義経を演じた志垣太郎などの若さを見ると、
人にとっての40年はやはり長いですね・・・

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2012年4月 4日 (水)

南海トラフ超巨大地震?


先日内閣府の検討会が出した南海トラフ巨大地震の被害予想は実に衝撃的だった。
まずNHKニュースで観たのだが、予想を大きく超える巨大地震が想定され、マグニチュードは9.1
津波の高さ20メートル以上は6都県、高知のある町では34メートルにもなり、
震度7の揺れは10県に渡る、というようなことを矢継ぎ早に報道。
画面では津波の来る太平洋沿岸の広範囲が真っ赤に色分けされ、
去年のあの日、大津波警報の点滅する画面を思い出してぞっとした。
翌日新聞(手元にあったのは産経新聞)を見たらやはり第一面トップに「南海トラフ巨大地震、想定見直し」
「浜岡 予測越す津波」などの大文字。それに続いて予測される被害の状況が綴られている。

Nankai1
Nankai2

これを見たらさ、明日にでも来ると言われている南海地震、
来たらこんなにも甚大な被害になるのかと思っちゃいませんか。
ところが1ページめくって3面を見ると、「想定し得る最大級の地震」という記事があり、
読んでみると

新想定は次に起きる地震を想定したものではなく、
地震を起こすひずみが800年にわたって蓄積されたケースを試算したものだ
東日本大震災の研究で得られた知見を反映し、科学的に考えられる最大級の津波と揺れを想定、
めったに起きない巨大地震のシナリオを描き出した
とある。


はあ?なんですかそれ?



他の新聞やネットで検索してみると、検討会の事務局自身が

「今回の発表内容は震源の想定を変えた16パターンの最大値を重ね合わせたもので、
これらの被害が一度に起きることは実際にはあり得ない」
というただし書きあるじゃないですか。


要するになんですか?
考えられる16パターンの地震の最大被害を全部足してみましたってこと?

素人なのでその計算方法がよくわからないけれど、
実際の予測からかけ離れた想定だとしたら、
こんなセンセーショナルな発表の仕方をして何の役にたつんだろう、
というのが素朴な疑問。


他の新聞は知らないけど、
産経新聞の1面だけを見た人はそれを次の南海地震の想定と思っても仕方ないだろう。
なんでその重要な解説を3面に?
当然1面にきちんと併記するべきではないのか?

NHKニュースにいたっては、私はその解説を聞いた覚えもない。



それでなくても去年の地震での被災者はもちろん、
首都圏の人間だって全治5年くらい?の心理的な傷を負っているのだ。
加えて首都圏直下型地震も近いというプレッシャーにさらされ、
電車に乗れば「震度7では助からない」などの週刊誌の広告見出しを突きつけられ、
それでも多くの人は何とか気持ちを立て直して前向きにいこうとしているのに、
何で今、ここまで恐怖を煽るようなような報道を大々的にしなければならないのか。

私は首都圏にはこれから来るという地震の恐怖でノイローゼ状態になっている人がたくさんいると思っている。
将来に絶望すれば気力もなくなり、働く意欲さえ失ってしまう。
そのストレスが身体に及ぼす影響は放射性物質よりもはるかに恐ろしい。
もちろん今回の想定の現地である西日本、特に海岸沿いの人の恐怖は言わずもがな。

また、こんなショッキングな発表をして、経済、外交的なマイナス要因にはならないのだろうか。
日本はそこまで危険な状況だという間違ったイメージを持たれるとしたら・・

確かに地震はいつか来るだろう。
1000年に一度の地震が連鎖することだって無いとは言えない。
いかに備えが大切かということは去年の震災で思い知らされたこともわかる。
でもこの時期に「16パターンの最大被害値を重ね合わせた」なんていうわけのわからない、
というか非現実的で無意味な予測で恐怖を与え、気力を削ぐのは無神経すぎないだろうか。
これだけ言っとけば、それより軽かった場合は「良かった」で済ませられるんだから、
という地震学者の思惑だと言われても仕方ないのでは?
それと報道はTVも新聞もまずセンセーショナルな内容で視聴者、読者を惹きつけようとする(としか思えない)
あざといやり方はやめてほしい。
今回の場合だったら、まずその算定の根拠や計算方法をきちんと明記、明示するべきだろう。
週刊誌もまた、ここぞとばかりの煽り記事を書くんだろうな・・・。



復興の遅れ、まだ遠い原発事故の収束、今年も続く電力不足の懸念、
でもモタモタする政府を尻目に新しい活路を求めて民間ではがんばっているんです。
いつだって日本は逆境をバネに新しい技術を開発、発展させてきた。
それも希望と気力があってこそ。
根拠の薄い、誤解を招くような脅かしはやめてもらいたいものだ。




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2012年3月31日 (土)

「カーネーション」最終回

Kanasion_3


「カーネーション」がいよいよ最終回となりましたね。
最終回、う~んそう来たか。
このドラマ、近年まれに見る面白さでした。
毒にもクスリにもならない前回の「おひさま」と比べたら格段の相違。
「おひさま」はラフなスケッチで「カーネーション」は完成された緻密な油絵って感じ?
小気味の良いフレッシュな迫力の尾野真千子さんもすごく良かったけれど、ともかく夏木マリさんすばらしい!
役者交代と聞いて、どうかなあという懸念もあったけど、
結果的には大成功だったと思います。
違和感も全く無くて、少なくとも「おしん」の時に田中裕子さんから乙羽信子さんに交代した時よりずっとすんなりと入ってきました。


ただ穏やかにトシをとってまったりしているだけなら尾野さんにも出来たかもしれないけど、
あそこまでリアリティを追求するのならやっぱり到底無理。
未熟とかそういうことではなく、声といい表情といい、若い人なら100%作らなければならないけど、
夏木さんくらいになるともう実感としてわかるのでしょうね。
内面から自然に湧き出してくるものがあり、作るのは30%でいいという感じがします。
あまりに素晴らしいのでずっと夏木さんの主演で観てきたように錯覚するほど。
老けメイクもすごいですね。
顔や首のシワとか、今日はちらりと手のアップも写ったけど、
老人性のしみがいっぱいの超リアルさ。
細部まで完璧、と感心しきりでした。

Kanesyonb

ストーリーは実話を元にしているので余計にリアリティがあるのでしょうが、
事実は小説よりナントカ、
多彩なエピソードが次から次に展開していき、半年間飽きることはありませんでした。
主演をはじめ登場人物は全員が魅力的で、その魅力の「濃さ」はハンパじゃなかった。
さすが大阪のドラマやな。
通常の朝ドラにもベテラン俳優などでそういう魅力ある人物が出てきて、その間で主人公だけが浮いてるというドラマもあったけど、
「カーネーション」の尾野さんは食われたりはしない。
その濃さのテンションが競り合うように上がっていく、そんなドラマは稀有なのかもしれません。
通常ならスルーする問題にもお涙ちょうだいの感傷抜きできちんと向き合っていました。
戦争中の心を病んだ勘助のエピソードとか、先日の末期がん患者の話とか。
婦長さんが病気を治せるのは医学だけとは思わない、と語ったことも、普通なら言わせんだろうなあと強く印象に残りました。
まさか最終回でそれを証明するとは思わなかったけど。
どんな脚本家?とNHKのサイトを見たらまだうら若いすてきな女性。
インタビューを読むとその真摯な取り組み方がよくわかります。
糸子が自分のブランドを立ち上げたところで終ればハッピーエンドなんだろうけど、
その死までをきちんと描くことが彼女にふさわしい、と思ったそうで、
敢えて死というテーマに挑んだ事が、特に年配の人には心打たれるものがあったと思います。
そのために役者さんの交代はどうしても必要だったのでしょう。
最終週は私もつい涙がぶわ~っと・・・という事の連続でした。



私的には糸子のおかあちゃん、好きだったなあ。
あの天然ぶりが可愛くてね~heart04
あと美容室の八重子さん、縫い子のリーダーでしっかり者の昌子さん、
踊り子のサエさん、もちろん娘の三姉妹も、女性は皆強くて美しい♪
ヤンキー時代のリカちゃん可愛かった!
お父ちゃんをはじめ、男性陣もそれぞれ魅力的だったけど、
北村のおっちゃんの異色な存在感がすごかったですね。
ともかく個性的かつ達者な俳優揃いで半年間たっぷり楽しませていただきました。


モデルになった小篠綾子さん、先日ドラマの中でも言ってたけど、
本当に朝ドラの主人公(のモデル)になりたかったそうです。
生涯現役だった以上、NHKではご存命中には無理ですよね。(宣伝になっちゃうもの)
でもようやく実現した「カーネーション」、歴代の朝ドラの中でも屈指の名作となったのは間違いなく、
きっと天国で喜んでいらっしゃることでしょう。happy01


Kanesyon2b





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2012年2月16日 (木)

3Dデビュー♪「ALWAYS三丁目の夕日’64」



行ってきました、「ALWAYS三丁目の夕日'64」
前作「ALWAYS続・三丁目の夕日」から5年。
もうシリーズは終わりかと思っていたけど、
ちょうど5年後の1964年の設定がうまくはまって、
なつかしくも楽しい映画に仕上がっていた。
登場する大人のメンバーはそれほど変わってないけど、
前作で可愛らしい小学生だった一平君と淳之介くん、
今ではもう立派な高校生!
まあぁ大きくなって・・と頬がゆるんじゃうのは、
もう親戚のおばさんの気分。

Always64b

1964年といえば東京オリンピック。
当時別に行きたくもないのに聖火が通過するのを見にいかされたりしたが、
子供から大人にスイッチが切り替わる時期で生意気盛りだったせいで、
オリンピックには懐疑的で興味も無かった。
それが開会式を見て、ほんとに感動してしまったのだ。
あの日のどこまでも晴れ上がった空、(確か前日は大雨だった)
鳴り響くファンファーレ、それぞれのコスチュームに身を包んだ各国選手の行進、
いっせいにする敬礼姿の何と美しいこと!
あまり感動して涙がふくれあがったが、一緒に観ている両親には死んでも見せたくなかったので必死に我慢してたことをよく覚えている。(笑)
閉会式はそれにもまして感動的だったなあ・・・
だから今でも私にとってオリンピックとは東京オリンピックであり、
他のは断片でしかないんです。
それほど印象が強かった。

Tokyool3_2 



舞台はその1964年、例によって大事件が起こるわけでもなく、
良き時代のそれぞれのエピソードが淡々と綴られる。
あの時代をなつかしむ人々の琴線をかきならしてくれる手腕は健在。
(今回もやっぱりボロボロ泣きましたワ)weep
第一作は4回も映画館に通ったっけ。
今回はそこまでの情熱はないけど、先週2Dバージョンを観に行き、
迷ったけどせっかくだからと今日は3Dバージョンへ。
3Dって料金が高いのね。
それと眼鏡代併せて+400円。
ということで3Dデビューですnote



眼が疲れると聞いていたし、ひょっとして頭痛がするかも・・・
と危惧していたけれどそれは大丈夫だった。
ただ、すごい!という気分が味わえたシーンはそれほど多くはなく、
普通の、人が絡んでいるシーンではあまり3Dの迫力を感じることがなくてちょっと拍子抜け。
本当に三丁目に入り込めた気がしたのはやはり第一作で、
当然3Dではなかったから、あまりリアルという点では関係ないのではと思った。
あと2Dでは何だかやたら画面が暗いのが気になったけど・・・。

でもでも冒頭、東京タワーを俯瞰した場面ではスゴイですよ。
東京タワーのてっぺんが目の前に・・手を伸ばせばつかめそう。
ラスト、模型飛行機が私の耳をかすめて後方に飛んでいった。
だからやはり「アバター」などは3Dで観たらすごいんでしょうね。
普通のは観たけど、やっぱり3Dで観直そうかな。



それで思い出したけど、私の好きな昔のマンガ「21エモン」(藤子不二雄作)
に未来のテレビが出てくる。
スクリーンはなくて、その世界の中に入って見てるという感覚なのね。
ほんとの仮想空間に身を置くパターン。
そういうのってそのうち本当に出来るのかも。
それこそ目が回りそうだけど・・・。

21emon_2

21エモン第一巻より



オリンピック、新幹線開通、
これからどんどん豊かになっていく、と希望にあふれた時代。
もちろん負の部分もあったのだけど、こういうどちらを向いても閉塞感、
景気最悪、子供も産めないから人口減ります、大災害があり、これからもそれが続くかも、
の時代に生きていると、いやでも懐かしさばかりが先に立つ。
第一作ではただもうなつかしくて戻りたいくらい!という感じだったが、
それから6年経って世の中より悪い方に傾いたのだけど、
今回はそれじゃいけないんだな、と思ったことも確か。
宝石のような思い出は思い出。
今生きている時代を否定しても仕方ない。
実際良くなったことだってたくさんあるんだし、
今の時代なりのより大きな夢も希望もたくさんあるはず。
歴史の流れの中には悪い時期もあるのは仕方ないですよね。
昔は良かった、なあんて繰言ばかりの年寄には絶対なりたくないもんね。


ともあれ、あの迫ってくる東京タワーは一見の価値あり
未経験の年配の方も3Dデビュー、してみませんか?


Always64c
3D用眼鏡。次の機会にも使えます♪





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