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« 金星日面通過2012年6月6日 | トップページ | NHK大河ドラマ「平清盛」~バッシングに負けないで »

2012年6月14日 (木)

NHK大河ドラマ1972「新・平家物語」



1月に「平清盛第1回」を書いてからはや半年。
暗すぎるとかいってけなしたけれど今はどうかというと、
毎週楽しみに観ておりますです。
ところが視聴率は低下の一途、10%を切るのは時間の問題と言われつつ、
首の皮一枚でつながっているという危うい状況らしい。


どうして~~??
面白いじゃん!!




と私は声を大にして言いたいですが。



なんで人気無いんでしょうね。
確かに欠点は色々ある。
大雑把に言っちゃえばあの暗さが今の世相に合わないことが一番の理由かも。
そうでなくても暗い世の中、朝ドラの「梅ちゃん先生」が人気なのは全く反対の理由からだとは思う。
でもこれは平安時代のお話で所詮現代とは無関係で切実感はないと思うけど。
私なら現代のリストラとか一家離散とか孤独死とか無差別殺人とか、そういうのを描いたドラマのほうが身につまされてイヤだな。



で、思い出したのが1972年、同じ平清盛の生涯を描いた大河ドラマ「新・平家物語」

Heike9


リアルタイムで観てはいるのだが当然全く忘れている。
幸い上下2巻の総集編のDVDが出ているのを知り、さっそく借りて観てみた。
これは平均視聴率21%。評価もかなり良かったと記憶している。
今の清盛と何がどう違うのだろうか。
52回の放送を3時間半にまとめてあるので、描かれているのはほんの一部というかさわりだけなのだが、
いや~面白かった。
まあ内容以前にですね、キャストの豪華さに懐かしさのティスト大盛りで
まずそちらのほうに気持ちが奪われちゃったけど。


Heike1_3 Heike2   

平清盛   仲代達矢
平時子   中村玉緒
平忠盛   17代目中村勘三郎
祇園女御  新珠三千代
池禅尼   水谷八重子(初代)
源義朝   木村功
源頼朝   高橋幸治
常盤御前  若尾文子


清盛の弟たち、子供たちに山崎務、古谷一行、原田大二郎、中尾彬、勝呂誉、山本学、
中村勘九郎、(当時17歳、現・勘三郎)、郷ひろみetc.
さらに白河院に滝沢修、高倉帝に片岡孝夫(もちろん現・片岡仁左衛門)
崇徳院に田村正和という目の回りそうな豪華さで、
うわ~若い!きっれい~♪凛々しい~♪とついそっち方面に陶酔しておりましたが・・・coldsweats01



印象といったら「歌舞伎入ってるな~」が第一印象?(笑)
ともかく雰囲気が古典的。
台詞回しも古風で、はっきり言って難しい部分も。
原作は吉川英治の小説で、それは読んでないのではっきりとはわからないけど、
原作のせりふをそのまま使っているのかなと思わせる。
もちろん当時の言葉そのままではないのだろうけど、
今の時代劇には決してでてこない言い回しがふんだんに登場。
それがなんともカッコいい・・・と私は思ったけど、
今の若い人たちはどう評価するだろう?
若い人に限らず、わかりにくい、とNHKに苦情を言う人も多いかも。

Heike4

仲代達矢はともかく眼力が凄い。
文字通り眼でものを言う感じ。
この新・平家物語でも清盛は悪役として描かれてはいない。
平氏のホームドラマというニュアンスが濃厚で、清盛は頭領としてのカリスマぶりを発揮する。
ぶれない、迷わない(内心はともかくとして)頼りがいのある清盛かな。
そこはドラマが始まって半年、いまだにぶれっぱなしの現・清盛との大きな違い。
父、忠盛は中井貴一演じたエネルギッシュ&フレッシュな忠盛とは対照的に、
穏やかでどちらかといえばふがいない父として描かれている。



保元の乱で敗死した藤原頼長を演じたのは成田三樹夫。
父、忠実に拒否されて輿の中で舌を噛み切る最期はこないだ放映されたものと同じ内容だったけど、
「輿はそのまま棺となった」というナレーションが強烈な印象。
ともかくナレーションもクールで、ホームドラマの要素が濃厚ながら、
すべてにわたって変な甘さがないことに時代を感じる。
1972年なんて「昔」ともいえない昔なんだけど、
演じている俳優さんだって今でも皆活躍しているんだけど、
世相も人も激変したことはあまりに多く、それが今のドラマ作りのスタンスにも影響していることは確かだ。
まあ総集編だからこれだけで評価をするのは無理だけど、
信念を持ってゆるぎない清盛の存在感がやはりドラマの柱だと感じた。
となると松山ケンイチ演じる現・清盛の欠点が浮き彫りになるのだが、
それは次回に。



可笑しなシーンもあった。
源義朝と常盤御前のロマンティックなラブシーン、若尾文子の美しさに惚れぼれしつつ見ていると、
義朝の胸に顔を寄せ、伏せる目にもろに付けまつげ!で大笑い。
当時、時代考証にはあまりうるさくなかったのかしら?

Heike6

個人的に忘れられない印象を受けたのは子供時代の頼朝のシーン。
凛とした武者人形そのままのような男の子が登場し、
演技も素晴らしくてこれ誰っ?!と検索したら岡本清太郎という少年で、
現在は江戸浄瑠璃の家元、7代目清元延寿太夫の若き日の姿だった。
歌舞伎とも縁のある家柄で、この時代歌舞伎の子役としても活躍していたとのことで納得。
写真をさがしたら今はロマンスグレーの和風紳士です。
う~ん1972年なんて昔ともいえないと書いたけど、
この岡本清太郎や郷ひろみ、当事の中村勘九郎、義経を演じた志垣太郎などの若さを見ると、
人にとっての40年はやはり長いですね・・・

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コメント

 初めまして。キーワード検索経由でこちらのブログに流れ着きました。
 ご紹介の『新・平家物語』、放映の昭和47年は僕も兄が生まれた年でした。僕も、昨春まで埼玉県のSKIPシティ館内で営業していた「NHKスクエア(旧egg's)川口店」で購入した総集編DVDを楽しんでいます。

 歴代大河ドラマにはモノクロ時代の66年『源義経』(配役は歌手の舟木一夫さん)と『新・平家物語』のたった2作しか登場していない平敦盛。こちらで演じていらした十八代中村勘三郎さんも、『平清盛』放映の平成24年に逝去されました。
 文中でご紹介の七世清元延寿太夫さんはなんと勘三郎さんの従弟さんだそうですね。大河ドラマにはこのほか、『風と雲と虹と』にも出ていらしたそうです(平将門の弟・将平役)。

☆ネズミ色の猫さん

はじめまして、コメントありがとうございます♪
「新・平家物語」、ずいぶん昔の作品になってしまいましたね。
私は何と大河ドラマは第一作から観ているのですが(つまらなくて観なかったのもありますが)
その中でも印象が強かったもののひとつです。
義経や忠臣蔵の舟木一夫さんの若武者、若侍ぶりさわやかで素敵でした。

勘三郎さんもいくつかのドラマに出演されていましたね。
今再放送をしている「武田信玄」では今川義元を演じておられました。
旧歌舞伎座が最後に1年間さよなら公演を行っていた時、
かなり通いつめて勘三郎さんの舞台もたくさん堪能しました。
「助六」で満場を笑わせていたあの方がまさか亡くなるとは・・本当に残念でしたね。
ご子息二人が後を引き継いで活躍されているのが何よりの救いです。
七世清元延寿太夫さんは従弟さんでしたか。
芸のある方の凜とした風情、魅力的ですよね。

 こんばんは。リプライありがとうございます。
 先日、延寿太夫産のご子息・尾上右近さんが『プレバト!』(MBSテレビ)にゲスト出演していらっしゃいました。歌舞伎の世界でも「六代目菊五郎の曽孫」として頑張っていらっしゃるそうです。

 前置きはここまでにして、『新・平家物語』のお話に戻りましょう。
 清盛役・仲代達矢さん、紫裾濃縅(すそごおどし)の大鎧姿。菱縫板(ひしぬいのいた、最下段)に散りばめられた菊の据え紋金物も自ずと目を引きますね。実は現在の七代目菊五郎さんが『源義経』でお召しになったのと同じ一領だったりします。

 オープニング映像の背景にも用いられている『平治物語絵巻』三条殿焼き討ちの場面(米国ボストン美術館蔵)。そこに描かれている武者姿に倣ったのでしょう、兜も鉢の頂辺孔(てへんのあな)から烏帽子を出すかぶり方をしていますよね。しかしながら、錏(しころ)の中からは両肩や首筋を覆う長い大童(おおわらわ)の髪が覗きます。
 この様式、加藤剛さんが平将門に扮した76年の『風と雲と虹と』にも基本的に引き継がれていますね。忍緒(しめお、顎紐のことです)も同じく戦国物のように唇の下で玉結びを作っています。

☆ネズミ色の猫さん

こんばんは。いや~お詳しいのですね。
装束の専門的なことは私はサッパリ。
そういえばうちに大正時代の小さな武者人形(端午の節句の)があるのですが、
今見ても美しいです、那須与一とかね。

過日NHKアーカイブスで1965年の「太閤記」をちょっと見ましたが、
大フィーバーした高橋幸治の信長の小姓、森蘭丸を演じたのが片岡孝夫、現・十五代目片岡仁左衛門。
姿も声もまだ少年で、やはり過ぎた年月の長さを感じました。
歌舞伎座で観た仁左衛門と玉三郎の「廓文章~吉田屋」「ぢいさんばあさん」
今では円熟の極みなんですけどね。


 こんばんは。『太閤記』、ご紹介ありがとうございます。
 主演は故・緒方拳さん。なんと全部で9本もの大河に出ていらした方なんですね。『黄金の日日』で2度目の秀吉役…竹中直人さんの大先輩といったところでしょうか。

 『太閤記』の次は早くも翌年の『源義経』で弁慶役に起用。こちらの『新・平家物語』では阿部麻鳥、さらに『風と雲と虹と』で藤原純友を演じていらっしゃいました。

 歴代大河ドラマへの関わりならどの俳優さんにも絶対負けないのが、スタントマン・殺陣師で「若駒」創業者の故・小林邦司さん。初参加は緒方さん扮する『源義経』弁慶のスタントだったそうです。
 以後昨年の『真田丸』第2話(最後のテレビ出演。武田信玄の亡霊役ということで、総髪獅子頭の兜に長い白髭の黒面頬で素顔を隠しての登場でした)まで約半世紀、役者としての出演のみも含め40作以上にわたって携わっていらした模様です(80年代中盤の近代三部作は不参加、代わりに水曜時代劇を担当)。

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