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2011年11月

2011年11月30日 (水)

手のひらに翡翠




ある朝のこと、
起きて下の居間に入ろうとすると何か異様な気配。
バサバサと鳥の羽音、それに鳴き声。
言いたかないけどうちの猫がしょっちゅう小鳥を獲ってくるので、
ある程度は慣れているのだけど全くうんざりします。
羽が散乱して死骸が・・ということもあるので、生きているらしいのは救い。
見回すとまだカーテンをひいてあるので薄暗い中、これまた異様なシルエットが。
今まで捕まえてきたのはスズメ、ヒヨドリ、アオジ、ツグミなどだったけど、
あの大きな長いくちばしは・・・

まさかカワセミ~~??



ともかくすぐ逃げられるように窓を全開にし、
見るとカーテンレールの上にいるのは確かにカワセミ。

カーテンレールにカワセミ・・・ってあり得ない。

うちってミラクルワールドなのかsign02wobbly


我に返り、どうせなら写真撮っちゃおうかと目を逸らした瞬間、
カワセミは消えていました。
しかし猫が咥えてきたのなら、羽の一枚くらい必ず落ちているはずなのに、
あれば目立つだろう羽が全く落ちていない。
まさか猫用入り口から自分で入ってきたわけはないし・・・
寝ぼけて幻影でも見たのかと思ったほど・・・謎sweat01



それから数日後、今度は夕方買物から帰るとまたまた鳥の羽ばたきと鳴き声が。
あわてて見ると猫が弄っているのは今度こそ正真正銘のカワセミ。
猫を追っ払って窓を開けようとしたとき、カワセミは飛び上がって壁に激突、
そのままキュリオケースの裏に転落しました。
懐中電灯で見ると幸い手の届くところにうずくまっていたので、
つかんで引っ張り出すと、意識はあるけどグッタリした様子。
こちらも動転していたせいもあるけど、
何だかアタマと体がどっちを向いているのかわからない状態。



で、でもカワセミを掴むなんてあり得ないほどせっかくのチャンスだから、
ちょ、ちょっと撮らしてよね、とコンデジを持ち出し、写真を撮ったものの
慌てていたせいであとで見たら殆どボケ。
マクロモードで撮ればよかったのに・・・

Hisui1

ともかくカワセミが棲息する近くの池に戻さねば・・
外に出るとつかまれたままのカワセミ、首をぐるぐる回すものの茫然とした様子で、
暴れる気配もないのが心配。
それでも大きなくちばしを開けて時々指に食いつきましたが。(全然痛くない)
池に着いてフェンスの上に立たせようとしたけれど立てない。
横倒しになってしまう。
ああやっぱり骨が折れちゃったのかなあ・・・
どうしよう、野鳥だから勝手に保護することもできないし・・
獣医さんに持ち込んだら診てくれるのかなあ・・
「アンタさあ、2度も猫に獲られるってマヌケ過ぎない・?」
などと言いつつカワセミを撫でるという貴重な体験をしつつ
悩むこと十数分・・・


Hisui2



突然我に返ったように、カワセミは勢いよく池の向うに飛んでいきました。
よろよろもせず、まっすぐに。

よ、良かった~note
何とか無事だったんだ。
手に血もついていないから、外傷も殆どないはず。
心底ほっとしました。
黒いつぶらな目が可愛かったカワセミ、つかむと見かけよりずっと細くって。
くちばしで挟まれた指の感触、思い出すと何だかいとおしいです。




ところで。
これまで猫は一度もカワセミなんて獲ったことがないのに、
それを可能にしたのは棲息している池の激変のせいです。
農業用水であるこの池は去年まで周囲にはドングリの生る木が茂り、
山藤やアケビが育ち、水際は込み入った藪で、
こんな光景が見られていました。

Numa1

Numa4

当時のカワセミはこんな藪の中によくいました。

Numa3

ところが今年早々から、整備して公園にするとかで工事を始めたのですが、
思った通り全部の木を切り倒し、藪を取り払ってコンクリートで固め、
何のためかわからない水上遊歩道?を申し訳程度に設置しておしまい。
いかにもお役所仕事一丁あがりって感じね。
夏にはうるさいほど鳴いていたウシガエルも死んでしまい、
目には見えなくてもどれだけの生態系が破壊されたことか。(怒)


Numa2

それでも小魚はいるので、意外とたくましいカワセミは戻ってきたのですが。
藪がなくなったので猫の恰好のターゲットになったのでしょう。
でも逆に言えばこれだけ見通しが良いのですから、猫が近づいたらすぐわかると思うのですが。
こんなところで襲われるなんて、やはり間が抜けているとしか思えない・・・



まさかと思うけど、
ウチの庭にある睡蓮鉢のメダカを獲りにきたところをやられたとか・・・

いやそれはないだろうなあ・・・でも・・・

う~~~ん  think





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2011年11月16日 (水)

鯵のフライ




最近「鯵フライ」にはまっております。
といっても作るのではなく、スーパーのお惣菜なんですが。
基本的に料理は好きなのと主婦としてのメンツsign02のため、
お惣菜は買わないことにしていたのですが、
ここへきて夫婦ふたりという家族構成と寄る年波には勝てず(笑)
さすがの大食い夫婦も食べる量が減ってきて、
例えば鉄板焼肉なんて全くしなくなったし、
カレーも夏場などは余ってももたないですから、
ちょっと高級なレトルトを買ってきてちょこちょこ手を加えて・・
なんてことが増えてきて。
揚げ物も殆ど作らなくなっちゃいました。


でもたまには食べたい、と揚げ物売り場で見つけたのが鯵のフライ。
あ、なつかしい・・・・


そういえば何十年も食べたことがありませんでした。
思えば鯵のフライ、私の小学校の頃はご馳走でした。
その頃は好ききらいも多かったし、三度の飯より読書が好きな時期で、
うちのご飯をあまりおいしいと思った記憶がなくて・・(お母さん、ゴメンなさい)
まあ昭和30年代ですから、今の食卓とは比べ物にならないくらい質素でしたよね。
母がよくトントンとイカを刻んで、それでハンバーグを作ってくれたのですが、
お肉のハンバーグなんてお目にかかったこともなかったです。
(今じゃイカのほうが高いかも)
あと、鯨の肉をソース味で煮込んだのとか・・
今考えると少しでも子供が喜ぶように、母も気を配ってくれたのだと思いますが、
悲しいかな、それに気づくのってずっと後なんですよね。weep


その中でも、鯵のフライは大好きなおかずでした。
当時のデイナー皿(そんな概念はなかったけど)って、
今私が使っている中ではパン皿くらいの大きさ。
よく覚えているけど赤い麦の穂が描かれたお皿で、
それにフライ一個と千切りキャベツが乗っかっていたのよね。
それが大ご馳走だったんだから、本当に質素でした。


サワラのフライとかは好きで自分でもよく作っていたけど、
何でか鯵のフライを作ろうとは思わなかった・・
なので本当に何十年ぶり、の鯵のフライは、
カリッとしてとても美味しかったです。
さらにそれに懐かしさのティストが加わって、
ちょっと今マイブーム。




あはは、これも「三丁目の夕日症候群」かしら。
そういう批判もわからないではないけど、
いいじゃん、たまにノスタルジーに浸るくらい・・ねえ?confident

Ajifurai




ついでにちょっと脱線話。
豊かな時代になって、食べ物の質も変わりました。
例えば豚肉など、昔は脂身ばかりでその脂の不味いことといったら。
給食に出る豚汁なんて恐怖でした。
今の豚肉は脂にも嫌な臭みが全く無く、三枚肉も平気で食べられるし、
最近はバラ肉の塊を買ってラフティを作ったりしています。

野菜も果物も種類が豊富になって、本当に美味しい。
今TPP問題で騒然としているけど、
日本の農作物って世界一の品質でしょ?
いくら海外から安いものが入ってきても、皆がそっちに流れるなんて到底思えないけれど。
私だってお米は国産しか食べる気しないし、野菜は地場だし、
海外に日本ほど美味しい果物なんて存在しないと思ってるし。
肉だって、国産のブランド牛を食べた外国人が陶然とする話はよく聞きます。
何より、安くさえあればそれでいいなんて、皆が思っているわけではない。
そういう商戦にうんざりしている人もたくさんいますよね。


そんな単純な問題ではないと思うけど、
やり方によっては充分対応できるんじゃないかなあ。
とはいえ色々な思惑が交錯して、やっかいな問題ではありますよね。




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