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2011年8月 2日 (火)

第3回こもろ日盛俳句祭へ 2



日盛俳句会2日目。

(ゆうべ飲みすぎてちょっと二日酔い気味だったことは置いといて~)
今日は写真俳句のメンバー3人と合流する予定。
9時過ぎに市民会館の受付会場で待ち合わせ。
有希さん、あかねさん、お蝶さんが元気な顔を見せてくれました。
バス吟行は「マンズワイン・高原美術館コース」に行くことになりましたが、
出発まで1時間以上あるので先に「懐古園」を見ることにしました。
1時間では見て回るのに時間が足りないのですが、
まあ小諸に来て見ないわけにはいかないです。


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「懐古園」は駅のすぐそばに広がる小諸城の城址。
鎌倉時代から江戸時代にかけて造られ、使われた城で、
浅間山の火山灰で作られたそう。
今も立派な門や石垣が多く残り、
苔に覆われた石垣が緑に抱かれている光景は見事です。
まだ紫陽花がきれいに咲き、当地ではとっくに終った合歓の花も満開。
やはり季節が1ヶ月くらいずれている感じ。
島崎藤村の記念館にもちょっと立ち寄ってみました。
藤村といえば有名な「破戒」も「夜明け前」も読んだこと多分無くて、
知っているのは「椰子の実」の歌だけだというのは情けなさ過ぎ!と思いましたが、
そういえばちょうど藤村が小諸時代に書いた「千曲川のスケッチ」は読んだことがありました。
写生をするように文章でのスケッチ、当時は新鮮だったことでしょう。

Hizakari12



天守台、大手門などざっと見てまわり、市民会館に戻って今度はバスでマンズワイン小諸ワイナリーへ。
工場見学はパスして周囲のぶどう畑の周辺を歩きました。
今はまだ硬い青ぶどうで一句と思いましたがまとまらず。
試飲したワインはフレッシュでわかりやすい美味しさでした。
(そんなことをしてる場合か?)
時折雨が降り、また晴れるという不安定な天気の中、続いて小諸高原美術館へ。
下には上信越自動車道、なだらかな高原が続いて浅間につながっていくのですが、
その浅間も雲に隠れたりまた姿を見せてくれたり。

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雨に追われるように入った美術館、常設は白鳥映雪という画家の作品。
伊東深水の弟子で美人画の巨匠、短い時間でしたが純和風の美人画や異国情緒あふれる女性の肖像画なども楽しみました。
集合時間が迫ったので戻ろうとしたところ、別の部屋に企画展として別の画家の作品が。
桜田晴義という画家の展示作品、ちょっとだけと思って入ったらこれがえらい私好みの絵なんですよね。
でも時間が無い・・とせめて一回りしようと早足でざっと一周しました。
実は絵はよく俳句のインスピレーションを与えてくれるのです。
なんとか2句ばかり形になってくれました。



市民会館に戻り、今日は友人も一緒なのでいつもは食べない昼食をつきあうことに。
信州に来たら蕎麦を食べない手はない、ということでおいしいというお蕎麦やさんをおしえてもらいました。
古い造りだけど開放的な感じのするお蕎麦屋さんで、私が食べたのは「みぞれ蕎麦」
おろし蕎麦かと思ったらさにあらず、お豆腐が乗っていて混ぜながら食べるという変わったぶっかけ蕎麦でした。
コシのあるお蕎麦でしたが、味はちょっと好みじゃなかったかも。
でも信州蕎麦が食べられて、気がすんだって感じ。

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さて次はいよいよ2日目の句会。
写真俳句メンバー全員で申し込んだE教室、
今日のスタッフ俳人は「沖」の筑紫磐井先生と「街」の今井聖先生でした。
またまたお名前しか存じ上げず・・・すみません。

兼題は「毛虫」
今日もやはり「毛虫」は1句のみの投句となりましたが、
他の句はこちらに来てから作ったものを敢えて提出。
写真俳句仲間のあかねさんとお蝶さんは句会も初めてということで少し心配しましたが、
なんのなんの、お二人とも堂々としたもの。
さまざまな結社所属のベテラン俳人にひけをとらず、何人もの選を受けてらっしゃいました。


私も前日よりは調子が良く、現地で作った句がいくつか入ってほっと一安心。
さらに最後に作った句(美術館で桜田晴義氏の絵を見て詠んだ句)を筑紫先生、今井先生とも採って下さり、
筑紫先生は特選を下さいました。
もう大感激。
最後の1~2分、ねばって見てまわったことがいかにラッキーだったかってことですね。
う~ん何が幸いするかわからない。
そのあとの質疑応答でも、色々有意義な話を聞くことが出来ました。
ともあれ苦手だった「吟行」でとりあえず結果を出せたので、私としては大満足です。
(ただラッキーだっただけかもしれないけど)coldsweats01


句会の後、昨日と同じく場所を変えて、
今日は4人の先生方によるシンポジウム、「私にとって季語とは」
パネリストはさきほど指導いただいた筑紫先生、今井先生に片山由美子先生、岸本尚毅先生。
今回は眠くなることもなく、先生方のバトルを交えた?ディスカッションを楽しみました。
詠み手の意識はそれぞれ全く違うわけで、季語に関してもそれをどう捉えるかという定義など無いのですよね。
筑紫先生は無季俳句を作る方。
それもひとつの選択であり、ちょっと私には惹かれるものがあります。

Hizakari18

最後は写真俳句メンバーそろって、駅前の居酒屋で打ち上げでした。
有希さんもあかねさんもお蝶さんも私も、楽しみつつ良い結果が出せてほんとに良かったです。
話は盛り上がってだんだん俳句とは関係ない方向に限りなく脱線していき・・(笑)
とても楽しい時間を過ごしました。
私とあかねさんは8時25分発の電車で帰らなければなりませんが、
有希さんとお蝶さんはそれぞれ撮影の旅を続けるとのこと。
小諸駅前で、お開きとなりました。



行く前は半分「気が重いなあ」とも思っていましたが、
やはり行動すべきだなと実感。
冷静に考えれば吟行が苦手なことに変わりはないのですが、
これも鍛錬するしかないのでしょうね。
なんにしても日盛俳句、良い「武者修行」になったみたい。
小諸の町もとても気に入ったし、ぜひまた訪ねて来たいものです。




暗き絵に古きワインと蜥蜴の尾

夏の花あふれて信濃の駅小さし


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コメント

見つけました。
「暗き絵」の背景がわかりました。桜田晴義ですか。西洋の画家ではなかったのですね、今井聖は署名に蜥蜴の尾を書く西洋の画家がいたとかうんちくを述べていましたが。
何れにしても、構図と描写が的確で、余計な言葉のないよい句でした。
できたら来年もまたお会いしましょう。

☆筑紫磐井先生


思いがけない嬉しいコメントをありがとうございます。
かような辺境のブログを見つけて下さり、感激です。
先日の句会では有意義かつ楽しい時間を本当にありがとうございました。
はい、あれは高原美術館の桜田晴義の絵を見て出来た句でした。
ある絵の中に布のきれはしのようなものが描かれていて、
それが何故か蜥蜴の尾に思えたのです。
時間がなくてほんの一瞬見ただけなのがかえって良かったのかもしれません。
おかげで先生の選をいただき、桜田画伯に感謝です。

日盛俳句会、来年もぜひにと思っております。
その時またお会い出来るのを楽しみにしておりますnote

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