第3回こもろ日盛俳句祭へ 1
長野県・小諸市で開かれた「こもろ日盛俳句」に参加してきました。
この俳句祭は高濱虚子が明治41年8月に俳人を集めて
8/1~8/31まで行った「日盛会」にちなんだものだそうで今年で3回目。
もちろん参加するのは初めてです。
ともかく「その場で見て、その場で詠む」という吟行が苦手で
今までこの種の会には参加したことがなかったけど、
そんなことでは進歩が無い!と自分を奮い立たせての初参加。
俳句を初めてもう10年近くにもなるというのに、
いまだに突き抜けられない壁に風穴を開けたかったという感じかな。
俳句の結社というものが苦手で挫折したこともあるのですが、
この会は「超結社」で誰でも自由に参加というスタンスに惹かれました。
開催は3日間ですが初めてだし、2日間の日程を取り、
7月29日朝7時半熊谷を出発。
受付は8時半からですが、9時ちょっと過ぎに小諸に着くこれが一番早い列車。
新幹線で軽井沢まで行き、そこからしなの鉄道で小諸まで。
小諸駅にはスタッフがいて、会場の市民会館までの道順を教えてくれました。
まずホテルへ寄って荷物を預かってもらってから会場へ。
途中見た小諸の町並みはしっとりしてシックな古い家屋なども残っており、
整備された道しるべなどもレトロな感覚を生かし、旅情を感じさせるものでした。
軽井沢駅としなの鉄道の電車
受付の手続きと句会の書類や名札、地図などを受け取り、
それからは1時半開始の句会まで各自吟行です。
市内を自由に歩いてもいいし、3コースのバス吟行の手配もあり。
この日は浅間山の登山口まで行く「浅間山荘コース」
(あのあさま山荘ではありません)を選びました。
行く前の天気予報ではお天気は最悪。
家人に「雨女」とかバカにされつつ覚悟して来たのですが、
雨は時折ぱらつくぐらいで時々は青空ものぞき、拍子抜けするくらい。
あとでTVを見たら、新潟・福島方面では大変な大雨になっていたようで・・
被災地に追い討ちをかけるような新たな水害、お見舞い申し上げます。
小諸の町並み、標識も素敵です♪
バスで登っていった浅間登山口は、
涼しくて快適だったけどあまりイメージをかきたてられる場所でもありませんでした。
いや、イメージじゃなくて「写生」するのよね。
俳句の基本である「写生」が苦手だという致命的欠陥を再認識。
周囲を見るとすらすらとメモを取っていらっしゃる俳人の方々。
ところで最近は「写真俳句」にも重きを置いている私、
今回も愛用の一眼レフを持ってくるつもりだったけど、
いや待てよ、そうしたらまた俳句じゃなくて写真ばかりに夢中になりそうと思い断念、
それでもやっぱり記録用にと持ってきたコンデジでついバチバチ撮っては
「違~う!写真じゃなくて俳句だってば!」と一人突っ込みを入れておりました。
再びバスに乗って会場に戻り、
いよいよ句会に参加です。
句会は今回AからFの6つの会場に別れ、各20人くらいでしょうか。
スタッフ俳人と呼ばれるそりゃもう私なんかから見たら雲の上のヒトみたいな
有名俳人の方が2名づつ仕切って下さるという贅沢さなのですが、
どの会場にどの俳人が配置されるかは会場に行ってみて初めて知るというのも楽しい。
この日選んだF会場のスタッフ俳人は「河」の小島健先生、
もう一人は「天為」の岸本尚毅先生でした。
不勉強にしてお名前くらいしか存知あげなかったのですが。
もちろん皆さん数々の俳句賞をお取りになり、著作も多いというプロ俳人です。
句会は5句出し、5句選(うち1句を特選に選ぶ)でこの日の兼題は「日盛り」
「日盛り」で5句出しても良いし、当季雑詠でもよいということで、
なるべく兼題を重視したかったのですが、
結局出した「日盛り」は用意してきた一句だけになっちゃいました。
せっかく吟行に行った地での句はやはりまとまらず、
他の4句はロクな句じゃなかったので選句で入ったのは1点のみ。
でも日盛りの句は小島、岸本両先生とも選に入れて下さり、
本当に嬉しかったです。
虫が虫齧る音のみ日の盛り
小島先生は特選にとも考えて下さったそうですが、それを外した理由として、
「かりかりと蟷螂蜂の貌を食む」という山口誓子の句を思い出したと言われました。
類想を少し感じるということなのでしょうね。
そういうことをはっきり言っていただけるのはほんとに有難いです。
こちらがどういう状況で作ったにせよ、
読み手がどう感じるかは作者がどうこう言うことではありません。
私とて山口誓子のその句は知っていましたから100%影響を受けてません!
と言えるものではないと思っています。
他の方からは「虫」自体が季語なのでこういう使い方はいかがなものか、
という質問も出され、
それは私も考えたことなので、興味深くお話を聞きました。
参加者はさまざまな結社の所属でそれぞれ考え方も違うようなので、
結社とあまり縁の無い(一応「里」所属ですが殆ど投句のみ)
私にはすべてがすごく新鮮でした。
句会も無事終わり、4時からは場所を移して講演会。
2時間に渡って「天為」主宰の有馬朗人先生の記念講演を拝聴。
「虚子と切れ字、虚子の導入した季語」という題で、
科学者でもある先生のお話は簡潔でわかりやすく、ためになるのですが、
いかんせんろくに寝てない5時起きなので時折眠気が・・・
(有馬先生、すみません)![]()
そのあとは懇親会。
ここでは「里」の同人や会誌の編集をして下さっている仲寒蝉さん、
櫂未知子さん(先生と呼びたい方ですが呼ぶと怒られます)皆さんに久しぶりにお会いしました。
6年ほど前、「里」に入るきっかけとなった「記念日俳句」で
お名前だけ知っていた方とも初めてお会いできたり。
他の人に比べたら全然交流関係なしに等しいのですが、なかなか面白かったです。
一日目のスタッフ俳人の皆さん。
中央の男性は「里」編集長の仲寒蝉さん、左隣は櫂未知子さん、
その隣は「俳句王国」でおなじみの神野紗希さん、
右端は岸本尚毅先生。
終ってみればとても充実した1日でしたが、ともかく睡眠不足の上疲れて眠くて・・・
帰りにちょっと軽く食事して、翌日の朝食のサンドイッチやコーヒーを買い、
ホテルへ。
ホテルはビジネスホテルですが設備は一応揃っていてベッドは大きく、
一泊6000円弱にしてはそれなりに快適でした。
シャワーを浴びると即爆睡。
明日はまた違う兼題、ともかく吟行句を投句!にチャレンジです。(続く)

























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