気休め?安心?冷戦時代核実験の話
最近時々見かける記事について。
冷戦時代、アメリカ、ソ連、フランス、イギリスなどが
さかんに核実験をやっていた時期がありました。
当時の世界はそのために、今より1000倍から10000倍の放射性物質に覆われ、
陸にも海にも降りそそいで(フォールアウト)当然植物も動物もその汚染を受けていました。
1940年代後半から1960年代前半が主であり、その後中国が加わっていますから、
現在50代以上の人はみなその放射性物質の洗礼を受けているということ。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/rb-rri/gimon.pdf
http://d.hatena.ne.jp/ffkgmaki/20110401/1301607237
私などももろにその世代なので、そのへんのことはよく覚えています。
でも世間の風潮はそんなに深刻なものではなく、せいぜい雨にあたらないようにとか、
放射能がついているかもしれないからりんごの皮はむいたほうがいいとか、その程度。
放射能の雨にあたると頭がはげるとか、冗談にも使われていたくらいで切実感はありませんでした。
今その数値を見れば何をのんきな、と思いますが、
結果的には知らなかったことが幸いしたと言えるのかも。
だってそれだけの量の物質が飛散していたとすると・・
埼玉県の4/3の最大放射線量は約0.08マイクロシーベルト
10000倍だと800マイクロシーベルト
1000倍でも80マイクロシーベルト
原発30キロ圏の倍以上ってこと?
まあこんな計算は意味ないのかもしれないけど、
今そんな数値が出たらパニックどころの騒ぎじゃないだろうと思うと恐ろしい。
数値の正確性はわかりませんが、
実際にそれだけ多くの核実験があったこと、
そういう調査結果が出ていることは事実です。
そしてそれを子供の頃からもろにかぶり、
もしかしたら80マイクロシーベルトくらいの大気に10年以上さらされて、
汚染されていたかもしれない食物をたべてきて、
それでも無事に正常な大人になり、
一応健康な自分が今あることも事実です。
だからって今の状態を大したことない、なんて思えるものではありませんが。
でもこの関連記事を読んで、正直言って少しは気が楽になったことは確かかな。
そういえば学校で映画鑑賞の時、よくその水爆実験のフィルムを見せられました。
美しい環礁が炸裂してきのこ雲が立ち上がる映像。
海を渡る無数の蝶がそのために皆死んで海に落ちてゆく光景。
また、牧場のようなところで、核実験の爆風で牛が吹き飛ぶのを塀一枚隔てて兵士が記録しているフィルムも見ましたが、
あの人たちって死ななかったのかしら。
ともかく今から見れば放射性物質の害をわかっているのか?と奇異に思えますが、
実際わかっていなかったのでしょう。
ようやくマズイと気がついてのち、核実験は地下に変わったのですから。
これからどうなるのか・・・
人間の叡知が試される正念場ですね。
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