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2011年2月10日 (木)

ベテルギウスが超新星爆発!?




ベテルギウスが超新星爆発!
地球にふたつの太陽が出現!
というセンセーショナルな記事。



調べてみると、現在冬の夜空に輝いているオリオン座の左肩に位置する赤い星、
ベテルギウスが2012年までに超新星爆発を起こす可能性があるというのだ。
ベテルギウスはわが太陽のざっと千倍の質量を持つ赤色巨星ということは知っていた。
それほどに質量の大きな星の最期は穏やかなものではなく、星の中心に鉄のような重い灰がたまり、
その重みに耐え切れずに星そのものが一気につぶれて大爆発を引き起こす。
これが超新星爆発。
わが太陽の8倍以上の質量になると起こるといわれているので、千倍もあるベテルギウスが爆発したらその凄まじさは想像すると確かに恐ろしい。
この規模になると中心にブラックホールが出現することもあるそうな。

Beteru

でもふたつの太陽って?とよく読んでみると、その爆発の明るさが少なくとも数週間続き、その間地球上に夜はなくなってしまうというもの。
そりゃまあ考えようによっては世紀の天体ショーじゃないですか。数週間程度ならね。
他に被害がなければの話だけど。



ベテルギウスと地球の距離は640光年。
つまり光速で飛んでも640年かかるということだ。
だから明日、ベテルギウスの爆発光が見られるとしたら、実際は640年前に爆発したということだし、
爆発が明日おきたとしたら、見られるのは640年後だということ。
そんなに離れているのだから、安心して爆発光の天体ショーが楽しめる♪と思いたいのだが、
100%そうとも言えないらしい。



私も知らなかったのだが、
超新星爆発というのはその惑星系どころか、なんと25光年の範囲の天体をすべて巻き込んで焼き尽くすという説があるのだ。
さらに150光年くらいの範囲でも、猛烈な勢いで広がるガスやチリ、有害な光線物質(ガンマ線とか)が飛んできて生物に致命的なダメージを与えるという説もある。




光速で飛んでも25年かかる星の爆発に呑みこまれちゃうんですよ・・・・・

( ̄□ ̄;)!!( ̄□ ̄;)!!( ̄□ ̄;)!!



と、ということはcoldsweats02


地球にもっとも近い星はアルファケンタウリもしくはプロキシマ。(南半球へ行かないと見られない)
距離は4光年程度でさらに近づきつつあるという。
もしこの星が赤色巨星で爆発したら・・・・わが太陽系も間違いなく呑みこまれ、滅亡してしまうということだ。
幸いアルファケンタウリは太陽よりちょっと大きいくらいなのでその心配はないと思うが・・・
10光年以内でも7つの恒星があるし、(冬最も美しく輝くおおいぬ座のシリウスも8.7光年)
150光年に範囲を広げたら将来超新星爆発を起こす星も含まれていそうだ。



いやちょっとそれって・・・sweat02



わたしたちの太陽が最期に近づいてくると一時かなり膨張し、その時に地球も呑みこまれてしまうという。
それはいいんですよ~
太陽あっての地球だったんだから、一蓮托生、すっぱり諦めましょう。(そんな時まで人類が生きてるとは思えないけど)
でも全然関係ない、そんな遠くの星のとばっちりを受けて滅ぶって、何かすごくイヤじゃないですかsign02(笑)
と、スケールの大きな愛国心、いや愛星心?いやいや、愛星系心?
スケールが変わっても人間って変わらないなあ・・・



で、ベテルギウスの爆発で呑みこまれることはないだろうが
地球上にどんな影響が出るのかもちろん予測はつかないものの、
何らかのダメージを心配する学者も多いらしい。



一方ではたとえベテルギウスで爆発が起きたとしても、
その際に放出されるエネルギーの99%は地球内部や人の体内を風のように通りぬけていくだけで、(ニュートリノってやつですね)
何の害も無い、という説も有力で、そちらのほうが説得力がある感じ。

こういう時っていつも「トンデモ説」が跋扈して一部にパニックがおこったりするから要注意ですね。



ちなみにわが太陽を含め、質量8倍以下の恒星の最期は比較的穏やか。
中心部にヘリウムがたまってくると、
軽い水素を含む外層は表面近くで燃えながら、次第に放出されて宇宙空間に膨張を続け、雲状に広がっていく。
残った星はいわば燃料切れでもう光る力をなくし、数億年かけてゆっくりと冷えてゆき、暗い残骸と成り果てる、のだそうです。
そういった臨終を迎えた星から離れて膨張するガスはリング状星雲とか惑星状星雲と呼ばれ、望遠鏡の中に美しい姿を見せる。
こと座のM57、白鳥座のNGC6826などが有名。
何十億年か後、太陽もそんな姿になるのだろうか。

Sinsei1_3 Sinsei2_3 



超新星は別に目新しい話ではなく、過去にも見られ、その記録も残っている。
今も見られる新しい例は、おうし座のかに星雲。
望遠鏡で見ると蟹の形をしているのでそう名づけられたが、
実体は1054年に爆発した超新星爆発の残骸で、現在でも時速1000キロで爆発物が吹き飛んでいるそうだ。
この爆発の光の記録は、平安時代の書物にも残されているというから面白い。
このかに星雲との距離は7000光年だからまずは安全な距離。




地球の歴史は休みなく今も続いているのだから、
人類も今まで予測もしなかった事態に見舞われることもあるだろうし、
予想もしなかったことであっというまに絶滅、なんてこともあり得るだろうけど、
人類がいなくなっても、地球だけは出来ればわが太陽と共に、天寿??をまっとうしてほしいものです。

Sinsei3_2 Sinsei4

かに星雲(左)と超新星残骸(網状星雲)








◆参考文献 
小学館「星の地図館」ほか。

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