男性作家による少女マンガの時代
ふと気がついたら今日はこのブログの何と5周年記念の日でありました。
2005年からもう5年間もぽつぽつとだけど更新して続いているわけで。
まあ5年で10万アクセスにも届かないマイナーなブログではありますが ![]()
とりとめのない記事を読みに来て下さった方々、誠にありがとうございました。
いつまで続くかはわかりませんがこれからも細々とやっていくつもりですので、
どうぞ宜しくお願いいたします。
ということで男性作家による少女マンガのことを少し。
今では優れた女性マンガ家が星の数ほどいてすでに一時代を築いているが昭和30年代といったら数えるほどしかいなかった。
思い出すのは「フイチンさん」の上田とし子、「マキの口笛」の牧美也子、「チャコちゃんの日記」の今村洋子、貸本時代から現在まで活躍中のわたなべまさこ、それに水野英子くらいだろうか。
その頃、まだ月刊誌だった少女雑誌には、今では大御所というか巨匠といえる男性作家の人たちが少女マンガに活躍していた。
「リボンの騎士」に代表される手塚治虫をはじめ、
松本零士、ちばてつや、石森章太郎、藤子不二男、昨日書いた赤塚不二夫、つのだじろう、高橋真琴、あすなひろしetc.・・・・
少女マンガにおける男性作家のマンガの面白さといえば、
いわゆるお姫様願望ストーリーやお涙頂戴ものもあってそれはそれで魅力があったのだが、
やはりちばてつやに代表されるしっかりとした骨太のストーリー、
石森章太郎や松本零士が得意とした、SFやミステリーなどを取り入れたスケールの大きさにあったのではなかろうか。
ちばてつやを最初に見たのは少女クラブ時代の「ママのバイオリン」
それ以降「リナ」、「123と45ロク」、週間少女フレンドに変わってからも、「ユキの太陽」「島っ子」など傑作の連載が長く続いた。
主人公はおてんばだけど心優しく、今から見ると信じられないくらい自分をしっかり持った女の子。
苛酷な運命に負けず、地に足をつけて強く生きていくことの大切さを、この少女たちから学んだような気がする。
一方短編が輝いていた石森章太郎の作品はファンタジーワールド。
多分外国のSFをベースにした作品が多かったと思われるが、ホラーの要素もあって小学生だった私にとっては衝撃的で怖ろしくもあり、
何日も何ヶ月も心に突き刺さったままそれが疼く・・というような重い内容だった。
SFではタイトルを忘れてしまった印象深い作品がたくさんあるが、持っているのはヴァンパイアを描いた「きりとばらとほしと」。
他には「夜は千の目を持っている」「江美子ストーリー」なども忘れ難い。
面白いというよりはいつまでも哀しい思いが胸に残る名作。
今でもお姫さまイラストで活躍しているのは高橋真琴、愛らしい動物ものの松本零士(当時は松本あきら)
すでに故人となったあすなひろしも叙情にあふれた少女マンガを多く描いているが、殆どが復刻されることが無いのが惜しまれる。
以前某誌で松本零士のインタビューを読んだのだが、それによると当時の少年誌はなかなか新人に門戸を開いてくれず、
少女雑誌のほうが新人発掘に熱心だったため、本意不本意にかかわらず皆少女マンガを描いていたとのこと。
「女性のことは何もわからず」描いていたそうだが、それだからかえって良かった面もあるのかも。
そのうち女性作家が増えてくると男性は殆ど少年誌に移行したそうだが、男性作家が少女マンガの枠を大きく広げ、
その後の発展につなげてくれた功績は限りなく大きいと思う。
ところで。
これを書くために色々検索の途中でスゴイものを発見!
先月発売になったばかり!
きゃ~!いずみあすか(石森・赤塚合作のペンネーム)
U.マイア(石森、赤塚、水野英子合作)の作品もある!
ま、まぼろしの作品群ではありませんか!
このタイミングに何という偶然・・これこそ今見たいマンガそのものだわ・・・
ということで早速注文。
読んだらそのうちまた紹介しますね ![]()
こちらもラジオドラマにまでなったヒット作。
当時のスピッツブームの火付け役になったとも言われる、山田えいじの「ペスよおをふれ」
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