「禅 ZEN」
「アラ、永平寺って道元が開いたお寺だったの」
と口ばしって家人にどづかれました。
スイマセン、無知で。うちの実家浄土真宗だし。
いや、あの歌舞伎の中村勘太郎がどんな演技をするのか見たかっただけなんですが。
う~ん舞台ではわからなかったけど、こうやってみるとやはり父上にそっくり・・などと感心しつつ観てました。
勘太郎丈、さすが若くして揺るぎなし。ストイックな雰囲気が自然な、清新な名演技です。
ただ道元に何の思い入れもなかった身としては、内容はふ~んそうだったんですかという感じでした。
いかな偉大な高僧の生涯といえど、映画としての内容は(フィクションを盛り込んだにもかかわらず)どうしても地味になりますから万人を熱い感動で・・・というわけにはいかないでしょう
いくつか映画の難を言わせてもらえば、
宋での修行時代に会うあちらの高僧が、あまりにもお馴染みの俳優ばかりで
リアルさがまるで無かったこと。
あそこはやはり中国の俳優を使って欲しかったですね。
あと、私的には内田有紀と藤原竜也が思いっきりミスキャストだったこと。
そして安易にCGを使わないでほしい・・。
とはいえ。
響いてくるものが何もないかといえばそんなことはないのです。
教えを説く道元の静かなる情熱は、時に演技であることを忘れさせます。
「自分の中の仏をさがす」
「あるがままの自分を受け容れる」
何かに悩み、傷ついている人にとっては救いになる言葉であり、教えであることでしょう。
琴線に響いて泣かされるかもしれません。
一度は観ておいて損は無いかと。
そして道元のことを知らなくても、いまや世界で通用する「ZEN」の心は、
日本人の国民性の一部として、無意識に私たちに受け継がれているのかもしれませんね。
なつかし資生堂のオーデコロン「禅」
なんと30年以上前のものです。
まだたっぷり入っているのだけど、さすがに使うのはどうもね・・。![]()

















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