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当地のお天気

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2009年7月

2009年7月29日 (水)

夏ドラマ「すいか」



「すいか」
2003年の夏に日テレで放映されたドラマだそうで。
全然知らなかったのだけど何年か前偶然レンタルショップで見かけ、面白かった映画「かもめ食堂」の出演者が多かったので何気なくレンタル。
(多分その時はビデオだったと思う)
何というか、ツボに入ったというか、面白くて一気に観ました。
もう一度観たい・・いや、何度も観たいかも、が高じて去年ついにDVDを購入。
持ってしまうと安心してしまい、すぐに観るのももったいなくて。
先日ようやく封を切りました。


舞台は世田谷の三軒茶屋にある、いまどきめずらしい賄いつきのレトロな下宿屋「ハピネス三茶」
16年間、信用金庫で真面目に勤めてきた基子(小林聡美)は、唯一の同期、馬場ちゃん(小泉今日子)が3億円の横領事件を起こして逃亡したことに茫然としつつも、自分もしがらみを切り捨てて、別の世界に飛び出してみよう、と子離れできない母親(白石加代子)を振り切って、ハピネス三茶での一人暮らしを決意。
大家は明るく元気な女子大生、ゆか(市川実日子)
下宿人は学生の頃から住み続けている大学教授の夏子(浅丘ルリ子)と、エロ漫画家の絆。(ともさかりえ)
絆は頼りにしていた双子の姉の死から立ち直れず、他人との関りに臆病で殻に閉じこもるような生活を送っていた・・・・。

Hapines2_2


















じんわりと懐かしさを感じさせる下宿屋のたたずまいに、琥珀色の夏の日差しがあくまで優しい。
基本的に何でもない日常がコメディタッチで描かれるのだが、さすがに個性派揃いの女優陣、その日常の中での登場人物のひとりひとりが何とも魅力にあふれ、ぽんぽんはずむ会話の面白さといったらない。
観る人は、そのうちの誰かに自分を重ねてしまうのかもしれない。
根っからの真面目に邪魔されてなかなかテイクオフ出来ない基子、
凛とした気品の中にまさかのずっこけモードの混在が絶妙な教授こと夏子、
唇をかんでうつむいていても、きらきらと美しさがあふれてくるような絆。
元気いっぱいの中に天性の優しさを滲ませるゆか。
これに登場するだけで笑いたくなっちゃう基子の母や、近所のバー「泥舟」のママ(もたいまさこ)、教授の教え子間々田(高橋克実)、就職浪人の響一(金子貴俊)、女性刑事(片桐はいり)などが絡む。
逃亡を続ける馬場ちゃんとの絡みは切ないサスペンス。

笑いながら、鼻の奥がツンとしたり。
特に「教授」の何気ないセリフに心揺すぶられることが多し。
人生は平凡に生きるにしろ、過激に生きるにしろ、いつ何があるかわからない。
だからこそ、今を生きる自分が、そしてそれぞれに生きている周囲の人たちがいとおしい、と思わせてくれる。

Hapines1_3














基子の生真面目ワンピースからカラフルな絆の手づくり古着、教授の各種モノトーンスーツ、(真夏にエアコンもない部屋であんな格好でいたら熱中症になるよ!というツッコミはおいといて)
逃亡者馬場ちゃんのタンクトップにアーミーパンツなど、ファッションも個性的で楽しい。
時々出てくる「西瓜」をはじめ、おにぎりやカレーなど食卓に登場するおいしそうな食べ物にもそそられる。
全10話、DVD4巻。
第一話を観たら次々と続きを観たくなること受けあい。
夏に観てこそ魅力200%です。(逆に冬に観て夏をなつかしむ、というのもありかな?)


実は今回、いっぺんに観るのがもったいなくて、週に1回づつ観ようかな~と思っていたのに、たまたま第一回を一緒に見た家人がいたく気にいってしまい、次は?次はと急かされ、集中して観てしまうハメに。
もう一回くらい観たいけど、やっぱり来年の夏までとっておこうかな。
ともかく手元において、いつでも観られる、と思うと安心するような。
それと続編をぜひ作ってほしい!
「すいか2010」などの単発でもいいから。
ちなみに放映当時の視聴率は良くなかったようだけど、評価は高く、
いくつかの賞を受けています。
夏ドラマ「すいか」 お勧めです。






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2009年7月23日 (木)

無念!皆既日食



楽しみにしていた今日の日食、残念な結果に終わってしまいました。
天気予報は曇りだったもののはずれることもあるし!と期待していたのですが、朝からどんより。
10時過ぎてからは今雲の上ではもう欠け初めているんだろうなあと思うと、悔しいこと悔しいこと。
結局食の終わりとなる12時半まで晴れることはなかったのですが・・。


何と居間の時計が12時半を打ったとたん、すうっと薄日が射したではありませんか。
そんなことってありsign02 と庭に出ると真上の雲間から青白い太陽が・・・。
この日のために用意した日食グラスで見ると、当然もうどこも欠けていない姿。

たった今!日食が終わった時に顔出すなんてなんて意地悪なのよ。
それなら一瞬でももう少し早く出てくれればいいのに~~annoy


もうひとつ、日食の終わるちょっと前に、急に風鈴が激しく鳴るほどの風が吹いてすぐ止んだのですが、あれは何だったのかしら。
ちょっと不思議な感じがしました。

Nitusyoku



せっかく日食グラスも用意したのに・・










遠く南の島まで観測に行った人たちもまさかの悪天候で見る事が出来なかったようで、ほんとにお気の毒。
夏休みの子供たちもがっかりだったでしょう。
小笠原の観測では天気に恵まれ、素晴らしい天体ショーを見ることが出来たようですね。
せめてTVで、と見せてもらいましたが、実際に見たらどんなに感動的だったことか。


次があるさ!と言っても次回の皆既日食は2035年9月2日。
関東地方でも見られるそうですが、なにせ26年後・・・
私なんか生きてるかどうかわかんないなあ。sweat02




でも!
がっかりすることはありません。
3年後の2012年5月に、金環日食が見られますよsign01
それも東京を中心とした東北から九州までの太平洋側の広い範囲で。
皆既日食と違って太陽が全部隠れるのではなく、輪郭がリング状に見える、
これまためずらしい現象です。


考えてみれば今回だって本州では「皆既」が見られたわけではないのだし、
この金環食、関東地方ではほぼパーフェクトなリングが見られるようで、
むしろこちらのほうが期待できるかも。(と負け惜しみ半分?) coldsweats01


まあお天気ばかりはどうしようもないのだけど、
一生にほんの数度しか見ることの出来ない天体ショー、
出来れば楽しみたいですよね~sunnewmoon



今日の無念を3年後に晴らせることができますように!confident



Goya
















今年の緑のカーテン用に植えたゴーヤ
もう実がたくさんついています



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2009年7月22日 (水)

七月大歌舞伎


ということで歌舞伎の話ばかりになってしまいますが、
7月大歌舞伎に行ってまいりました。
今回は昼夜いっぺんに済ませてしまおうという計画で、幸いチケットが取れ
たので11時から午後9時まで、歌舞伎座に詰めっぱなし。
でも昼の部が短めだったため、食事の時間がいつもより余裕あり、
その点で
は少しゆっくりできました。
暑さにもめげず、涼やかな夏の着物を着た女性もいっぱい。
ご本人たちは暑いでしょうが、見ている分には目の保養です。

Kabuki71










祝日だったので日の丸も。








今回は新しい演目が主で泉鏡花作品がふたつ、
昼の部に「海神別荘」、夜の部に「天守物語」
あとは幸田露伴作の「五重の塔」、古典は「夏祭浪花鑑」(なつまつりなにわかがみ)のみでした。

市川海老蔵、中村獅童を見るのは初めてで楽しみでしたが、さすが旬の役者さんという感じ。
獅童は映画やドラマではさんざん観ていて、陸軍の(あくまで陸軍ね)兵隊くずれとかのイメージが強烈だったのですが(だってそういう役がまたうまいんだもの)
はい、初めて歌舞伎の獅童さんを拝見しました。
はい、イメージがらりと変わりました。
「五重の塔」の大工の棟梁、「夏祭」の侠客、「天守物語」の異界の眷属な
ど、それぞれ味もあり迫力もあり、ああやっぱり歌舞伎役者さんだったのね、と感心しきり・・なんて言ったら怒られそうですが。

Kabuki72 


海老蔵もまた、決して秀作とは言い難かった大河ドラマ「武蔵」しか見たことなくて。
しかし舞台ではやはり今一番輝いている役者さんの一人でしょうか。
「海神別荘」で海の公子、「夏祭」の団七、「天守物語」の若侍図書之助と
出ずっぱりでしたが、もう立ってるだけで絵になるというか。
「目千両」とは彼のためにあるような言葉ですねえ。
「夏祭」での白地に紺の模様を染め抜いた浴衣姿にはほれぼれ。
あまりにスリムなためか、線の細い感じにちょっとハラハラさせられるよう
な風情があって、それもまた魅力のひとつ?


しかし今回は今までの作品とはちょっと勝手が違い、戸惑う感じもありまし
た。
ふたつの泉鏡花作品は、ひとつは海の底に住む一族(まあ早くいえば竜宮城
の住人たち)と、生贄となって一族の公子に輿入れしてくる美女の物語。
もうひとつは白鷺城の天守に住むこれまた魔界の姫君と、清らかな心を持つ
人間の若者との物語。
どちらも徹底したファンタジーで、衣装も舞台装置も台詞まわしも歌舞伎と
いうより演劇風。
不勉強にして泉鏡花の原作を読んだことがないので、違和感があったことは
確かです。
観た限りでは魔界と人間界を対比させることで、乱暴に言っちゃえば人間界
の醜さが浮き彫りになる・・というようなニュアンスかなあ。

Kabuki73_2















昼の部が終わり、舞台装置の入れ替え



などということは後から考えたことで、観ている時は玉三郎と海老蔵に釘づ
けですから(笑)
親子ほどの年齢差があるふたりですが、もちろんそんな事を感じさせる玉さ
まではありません。
あの美しさはほんと、実際異界に半分足を突っ込んでいるような。
今回は演出もご自身でやっていますから、その思い入れは大変なものでしょ
う。
意外なこと?に休暇には南の島でのダイビングが趣味なのだそうで、
その時に見る海底の光景が舞台にも反映されていたのかも・・。

美女が乗った龍の顔が可愛かったなあ。
「天守物語」ではうしろのスクリーンの空飛ぶ駕籠が笑えました。
何だか宮崎アニメみたいで。


イヤホンガイドで言ってましたが、
歌舞伎は江戸時代から何万と上演されているけど、たった1回のみ、という
作品も多いとか。
そうやって淘汰され、厳選された作品が生き残るわけで。
古典芸能といっても、考えてみれば平成になってからも新作は生まれている
わけですから、決して昔の芸能というわけではないのですよね。
でも今回は、これって歌舞伎なのかなあ・・という疑問もチラチラ点滅。
そのへんの線引きもこれからの課題なのかもしれません。


ところで今回の夜の部は2階の西桟敷席。
といっても後列なので2等席ですが。
でも靴を脱いで座る掘りごたつ方式の席、テーブルもあるし、楽なことnote
じゃあビールいっちゃいますかと夕食にビールを飲んだのがいけなかった。
前日寝不足のせいもあり、強烈な眠気が。
おかげで「天守物語」を見ながらうとうとするという贅沢をしてしまいまし
た。

Kabuki74















前列は花道も見える一等席





やはり一番良かったのは「夏祭」の大詰め、殺しの場面での団七の立ち回りだったのですが、さすが2等席、花道が全く見えないのです。(どころか下手も殆ど見えない)
イヤホンガイドで「団七の花道での見得と引っ込み、海老蔵一番の見せ場で
す」な~んて解説を聞きながらもう悔しいのなんの。
そこで悔しまぎれに一句  

花道は心の目で見る夏芝居 (笑)



2階以上は花道が全く見えない席が多いって、それはやっぱり問題ですよ。
しつこいようだけど、新しい歌舞伎座となった折には、くれぐれもそのへんの配慮を願いたいものです。



Kabuki75












終了は夜9時。大急ぎで夜景を撮り、メトロにまっしぐら。




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2009年7月19日 (日)

松竹大歌舞伎・東コース


松竹大歌舞伎の巡業が、隣町の熊谷にやってきました。6、7月は歌舞伎座にも行くことだし、どうしようかと迷っていましたが、襲名以来9年ぶりの仁左衛門主演となると、これはもう無視できない。
仁左さまが当地に来て下さるのに、何で行かずにおらりょうか、(笑)ということで、結局今日行ってまいりました。

Kabukijyungyo09_2 





















公演場所は熊谷会館。
車で40分ほどというのがありがたい。
ガラス張りのそれなりに立派な建物でしたが、築年数はかなり経っているようでした。
ぐずぐず迷っている間に良い席は取りそこなったので、安い2階席。
ちゃんと見えるかなあと心配でしたが、歌舞伎座の2階席よりずっと遠いものの、舞台全体がよく見渡せ、これで2000円ならOKか、と納得でした。
しかし7割は双眼鏡で観ていたかなあ・・・目が疲れた・・。

Kumagayakabu1

やはりエレベーターエスカレーター無し










演目は先月歌舞伎座でも観た、「正札附根元草摺」(しょうふだつきこんげんくさずり)と「義経千本桜」の「下市村茶屋の場」
同「釣瓶鮓屋の場」
「正札・・」のほうはいわゆる曽我もので、曽我五郎と舞鶴が草摺(よろいの一部)を引き合う「荒事」の所作を楽しみます。
歌舞伎座で松緑と魁春が演じた2人を、今回は片岡愛之助、孝太郎が。
松緑のいかにも、の力強さも良かったけど、フレッシュな魅力の愛之助、見得を切る姿も美しく決まって、なかなかのもの。lovely



「義経千本桜」って、義経が出てくるのかと思ったら全然違うんですね~
三大歌舞伎のひとつであるこの作品、源平合戦その後のエピソードに創作を加えた膨大で複雑な物語に発展。
”千本桜”は源平合戦に関連して命を落とした多くの人の象徴でもあるそうな。
今回は鮓屋の手代に身をやつし、かくまわれている平維盛(たいらのこれもり)をめぐる人間模様。
仁左衛門演じるのは「いがみの権太」と呼ばれる小悪党。
6月、「女殺油地獄」に続いての悪役ですが、ちょっとアナーキーだった与兵衛に比べ、こちらは上方らしい現実的な小ワル、という感じ。
どちらにしてもワルになりきれない優しさや弱さにくすぐられてしまうのですね。
悲劇的な死を遂げる権太の最後の独白に、ハンカチを握り締めてすすり泣いていた人も。

Kumagayakabu2


















始まる頃には1、2階ともほぼ満席でした。


高麗蔵演じる若葉の内侍(わかばのないし 維盛の妻)が茶屋で茶碗を落としちゃったり、脱いだ草履を着物の裾にひっかけて座敷まで引いてきちゃったりのミスもありましたが、それもご愛嬌。
全体に歌舞伎座におとらず反応は良く、しばしば拍手が起こっていました。
何だかあれって素晴らしい踊りを終えてポーズを決めた時の、バレエの反応にも似てますね。
感動を共有する喜び、とでもいいますか、とても楽しいものです。


観客はやはり高齢者が多かったです。
歌舞伎巡業はふだん観ることのできない地方の人たちに見てもらいたい、ということで始めたそうですが、確かにそうですね。
日帰りで歌舞伎座に行ける当地でさえ、お年寄りにはきついだろうし、遠くなればそれこそ泊りがけ。
娘さんかお嫁さんか、ひとりでは歩くのもおぼつかない高齢の女性につきそっている姿に何だかじんとしました。

Kumagayakabu3



いかにも地方の○○会館。
華やかさまるで無し。










それにしても、巡業のスケジュールを見たら、何とハードなことsign03
仁左さまをはじめ、秀太郎さん、孝太郎さん、高麗蔵さん、皆6月公演終了
の3日後からのスタート。
昼夜2回の上演、しかも2役多し。
昨日は新潟、今日熊谷、明日鎌倉、以後静岡、岐阜、愛知など1日ごとに移
動しながらですものね、考えるだけでめまいがしそう。
この酷暑の中、本当にお疲れさまです。
お身体に気をつけて、がんばって下さいね~



さて次は昼夜ぶっ通しの歌舞伎座です。
これもけっこう体力使うかも・・・。sweat01


Kumagayakabu4_2





観劇のあとはちょっぴり余韻に浸りたい・・・












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2009年7月13日 (月)

写楽


先日WOWOWで観た「写楽」が面白かった。
もう10年以上前の映画だが、ちゃんと観たのは今回が初めて。
江戸時代、役者絵で一世を風靡するものの、その正体はナゾとされている幻の浮世絵師、写楽。
あくまでもフィクションであり、想像であるストーリーだが、それなりに楽しめた。

Syaraku5












監督は篠田正浩、そして企画、指揮をフランキー堺がとっている。
フランキー堺は写楽の研究家でもあるそうで、ずっと以前から映画化を望んでいたそうだ。
当然自身で写楽を演じたかったのだが、年齢的に無理があり、写楽の才能に惚れ込んで売り出そうとする版元、蔦屋重三郎を演じている。
これがもう主役(写楽は真田広之)も霞むほどの存在感で、カッコいいといったらない。
病死する映画の結末と同様、この翌年に亡くなってしまったことを思うと、昔々の「私は貝になりたい」などの名演技も思い出され、しんみりとしてしまう。

Syaraku3











また同時代に活躍し、江戸爛熟期の文化を担った芸術家たち、
浮世絵師の歌麿をはじめ、若き日の滝沢馬琴、十遍舎一九、葛飾北齋 鶴屋南北などが登場してくるのも面白い。
時の老中、松平定信の奢侈禁止令に苦しめられながらも、ささやかな楽しみを求め、活きいきと暮す江戸庶民の活力は、現代の我々にこそ求められるものではないだろうか。
CGを使った江戸の町の風景や、吉原の花魁道中なども美しく、楽しめる。

Syaraku4













そして何といっても、役者絵といえば歌舞伎ですよ。
江戸時代の歌舞伎のシーンがふんだんに出てくるのがこたえられない。
重要文化財である四国、金毘羅の金丸座で撮影された歌舞伎のシーンは、人間国宝の中村富三郎が当時の市川團十郎を演じ、市川團蔵(こちらは現代の・・ややこしい)と共に「助六」「暫く」「床下」などの歌舞伎のさわりを見せてくれる。
ああ江戸時代にはこんな雰囲気で歌舞伎を見ていたのね・・
それと同じものを現代でも見られるって、けっこうすごいことかも。
金丸座ほどではないけれど、歌舞伎座にもほんの少し、当時の雰囲気が残っているんだなあとしみじみ。
でも建て替えられてしまったら、もうそれも全くなくなってしまうのだろうなあ。

Syaraku1













話がちょっとずれるけど、歌麿や写楽のプロデューサーであり、スポンサーであった蔦屋重三郎など、儲けるだけでなく、才能のある若者を見つけ、それを育てることに情熱を注いでいたわけでしょう?
古今東西、桁はずれの金持ちは多く、そのお金を結果的に天才的人材の育成とか、あるいは文化の保存や向上に役立てた、という例はいくらでもある。
100億くらいぽんと寄付して、これで新しい歌舞伎座を作りなさい、な~んて人いないんですかね。

Syaraku2_2












まあ今の日本では、例えばどこかの大企業の会長あたりがそんな事を申しでたら、そんなに儲かっているのなら製品をもっと安くしろとか、従業員の給料に回せ、とか言って叩かれるに決まってるけど。
「金持ちは悪、貧乏は善」という図式が昔から抜き難くあるようですから。
何でも自分のレベルに引きずり下ろして考えなきゃ気がすまないのか、
マスコミが首相のホテルのバーで飲んだドリンクの値段を調べて、サラリーマンにはどうのこうの、などと書くなんて、いじましいったらありゃしない。


お金持ちはどうぞ景気良くお金使って下さいよ。
出来ればそういうことにも目を向けて、次々と破壊される文化の危機を救ってくれる人が現れないかしら、な~んてあり得ないことをつい考えてしまうのです。


(そういう自分はどうやって歌舞伎座のチケット代を捻出しよう・・と日々悩むビンボー人ですが、ハイ weep


すいません、話が思いっきりズレました。m(_ _)m

「写楽」

1995年製作
監督 篠田正浩
原作 皆川博子
出演
フランキー堺 真田広之 岩下志麻 葉月里緒菜 佐野史郎
坂東八十助(現・三津五郎)中村富十郎 中村芝雀
加藤治子 他



写楽 Sharaku [DVD]



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2009年7月 7日 (火)

猫町谷中散策


先日写真俳句のオフ会で、谷中を歩いてきました。
猫が多いとは聞いていましたが、
商店街がもうしっかり猫をウリにしているというか、
猫たちは観光の営業業務を受け持っています!という感じ。cat

Yanaka23_2 







夕焼けだんだんから商店街をのぞむ。
別にどうってことない階段ですが。












私は町を自由に歩き、好きなところで昼寝をしている、という猫の姿が好きなので、いたるところでそんな自由な猫たちの姿を見ることができ、大満足note
レトロな商店街をぶらぶら歩いたり、猫カフェでお茶したり、めずらしい指人形の上演を見たりして、下町情緒を満喫しました。

Yanaka25





指人形「笑吉」
表情豊かな人形にびっくり。
3人以上だといつでも上演してくれます。
30分ほどで500円也





サイドバーのマイフォトにそんな写真をUPしてみましたので、
よかったらのぞいてみて下さいね。

谷中猫町


今日は久しぶりに日差しが・・・。
梅雨明けはもうすぐでしょうか。



Yanaka27
























Yanaka26












日暮里駅に戻る途中、どこかで見たお店が・・・。
これって映画「転々」に出てきたあのお店ですよね♪



転々 プレミアム・エディション


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2009年7月 5日 (日)

夢で逢えたら


昨日のこと、宅配便を出すために行ったセブンイレヴンで、
やはり発送の手続きをしていた女性がにこやかに
「あら、○○さんも宅配便?」と声をかけてきました。
「あ、こんにちは~」とこちらもにこやかに挨拶したものの、
内心「誰??」sweat01


いくら考えてもわからない。
見たことあるような気もするけど・・
「何で私の名前知ってるのsign02」状態。


最近ボケたわけではなく、実は昔からしょっちゅうやらかすことです。coldsweats01
昨日は挨拶で済んだけど、以前長々とおしゃべりされて、それでも最後まで誰だか全然わからなかったことも。


人の顔や名前を覚えない。(覚える気がない?)
多分ご近所の人だと思うのだけど、
近所づきあいしないからからなあ・・。
問題だなあ・・・この性格。
と少し反省したものの、今さら変わらないでしょうねえ・・多分。think


なんてこととはまるで関係なく、今年の梅雨も中盤?終盤?
当地では殆ど毎日のように雨が降る、梅雨らしい天気が続いています。

最近は家であまり音楽を聴かなくなってしまったけど、
この時期になると無性に聞きたくなるアルバムがあり、
レコードは持っているのだけど移したテープもすりきれてきたので
先日ついにCDに買い替えしました。

Flapper














吉田美奈子の「FLAPPER」はタイトル(おてんば)の通り、
それまでとは違う明るくポップな曲が多く、楽しい気分にしてくれる貴重なアルバム。
大瀧詠一の「夢で逢えたら」のカバーがやはり最高だけど、
これから夏にかけて聴くのにふさわしい曲が満載で、手放せない一枚。


鈴木茂の「LAGOON and SUMMER BREEZ」は1976年の「LAGOON」にこれまた私の好きなティンパン・アレーの「キャラメル・ママ」からチョイスした曲をプラスしたアルバム。
鈴木茂といえばこれの前に出した「バンド・ワゴン」が傑作とされているけれど私はこちらのほうが好き。
プラスされた「そばかすのある少女」「はあどぼいるど町」が最高で、もうこのアルバムだけで完璧な完結版、という感じなのです。

Sigeru













鈴木茂さん、最近の演奏の様子をyoutubeなどで見たけれど、あれから30年以上経っているのに、どこにもムダな贅肉をつけていないしなやかでほっそりしたスタイル、ストイックな雰囲気は昔よりずっとステキなくらいでビックリ・・・lovely
はっぴいえんどの他のメンバーと違い、ギタリストとして地味に活動する姿はどこか職人気質、というものを感じさせます。


などと思ったら、今年はじめ、大麻不法所持で逮捕されちゃっていたのですね~down


当時は彼のアルバムのみならず、はっぴいえんど時代のCDまで販売自粛になっちゃってかなり物議をかもしたみたい。


今はもう普通に販売しているようで良かったけれど、
これにめげず、これからもマイペースで活躍してほしいものです。


それにしてもこれらに限らず、好きなアルバムって、あの頃に、あの時に、
あるいはあの人と、聞いたから深く胸に刻まれて、今でも好きなんでしょうね。
一人暮らしのアパートの部屋でがんがんレコードをかけて、
階下の住人から苦情を言われたことさえなつかしい思い出。


私の場合胸に沁みる音楽は1980年代の半ばで途絶え、
好きなのは皆過去の曲ばかり、というのもちょっと淋しいかもしれません。


Kazemati_2

はっぴいえんど「風街ろまん」

当時はとんがった音楽扱いだったけど、
今聞いてみると何とも健全な歌詞に
時代を感じます。









Kyarameru
ティンパン・アレー「キャラメルママ」
「月にてらされて」は泣けます。
















Douzokonomama




梅雨といえばこの曲も・・rain














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