夏ドラマ「すいか」
「すいか」
2003年の夏に日テレで放映されたドラマだそうで。
全然知らなかったのだけど何年か前偶然レンタルショップで見かけ、面白かった映画「かもめ食堂」の出演者が多かったので何気なくレンタル。
(多分その時はビデオだったと思う)
何というか、ツボに入ったというか、面白くて一気に観ました。
もう一度観たい・・いや、何度も観たいかも、が高じて去年ついにDVDを購入。
持ってしまうと安心してしまい、すぐに観るのももったいなくて。
先日ようやく封を切りました。
舞台は世田谷の三軒茶屋にある、いまどきめずらしい賄いつきのレトロな下宿屋「ハピネス三茶」
16年間、信用金庫で真面目に勤めてきた基子(小林聡美)は、唯一の同期、馬場ちゃん(小泉今日子)が3億円の横領事件を起こして逃亡したことに茫然としつつも、自分もしがらみを切り捨てて、別の世界に飛び出してみよう、と子離れできない母親(白石加代子)を振り切って、ハピネス三茶での一人暮らしを決意。
大家は明るく元気な女子大生、ゆか(市川実日子)
下宿人は学生の頃から住み続けている大学教授の夏子(浅丘ルリ子)と、エロ漫画家の絆。(ともさかりえ)
絆は頼りにしていた双子の姉の死から立ち直れず、他人との関りに臆病で殻に閉じこもるような生活を送っていた・・・・。
じんわりと懐かしさを感じさせる下宿屋のたたずまいに、琥珀色の夏の日差しがあくまで優しい。
基本的に何でもない日常がコメディタッチで描かれるのだが、さすがに個性派揃いの女優陣、その日常の中での登場人物のひとりひとりが何とも魅力にあふれ、ぽんぽんはずむ会話の面白さといったらない。
観る人は、そのうちの誰かに自分を重ねてしまうのかもしれない。
根っからの真面目に邪魔されてなかなかテイクオフ出来ない基子、
凛とした気品の中にまさかのずっこけモードの混在が絶妙な教授こと夏子、
唇をかんでうつむいていても、きらきらと美しさがあふれてくるような絆。
元気いっぱいの中に天性の優しさを滲ませるゆか。
これに登場するだけで笑いたくなっちゃう基子の母や、近所のバー「泥舟」のママ(もたいまさこ)、教授の教え子間々田(高橋克実)、就職浪人の響一(金子貴俊)、女性刑事(片桐はいり)などが絡む。
逃亡を続ける馬場ちゃんとの絡みは切ないサスペンス。
笑いながら、鼻の奥がツンとしたり。
特に「教授」の何気ないセリフに心揺すぶられることが多し。
人生は平凡に生きるにしろ、過激に生きるにしろ、いつ何があるかわからない。
だからこそ、今を生きる自分が、そしてそれぞれに生きている周囲の人たちがいとおしい、と思わせてくれる。
基子の生真面目ワンピースからカラフルな絆の手づくり古着、教授の各種モノトーンスーツ、(真夏にエアコンもない部屋であんな格好でいたら熱中症になるよ!というツッコミはおいといて)
逃亡者馬場ちゃんのタンクトップにアーミーパンツなど、ファッションも個性的で楽しい。
時々出てくる「西瓜」をはじめ、おにぎりやカレーなど食卓に登場するおいしそうな食べ物にもそそられる。
全10話、DVD4巻。
第一話を観たら次々と続きを観たくなること受けあい。
夏に観てこそ魅力200%です。(逆に冬に観て夏をなつかしむ、というのもありかな?)
実は今回、いっぺんに観るのがもったいなくて、週に1回づつ観ようかな~と思っていたのに、たまたま第一回を一緒に見た家人がいたく気にいってしまい、次は?次はと急かされ、集中して観てしまうハメに。
もう一回くらい観たいけど、やっぱり来年の夏までとっておこうかな。
ともかく手元において、いつでも観られる、と思うと安心するような。
それと続編をぜひ作ってほしい!
「すいか2010」などの単発でもいいから。
ちなみに放映当時の視聴率は良くなかったようだけど、評価は高く、
いくつかの賞を受けています。
夏ドラマ「すいか」 お勧めです。



















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