NINAGAWA十二夜
先日BShiで観た「NINAGAWA十二夜」ロンドン公演。
3時間以上の大作であるにもかかわらず2回観てしまい、一応DVDに入れたものの画質が劣ってしまうのが悔しくて、(うちのレコーダーはハイビジョンでは録れませんの)もう一回観ようかな~とまだ消去できない状態。
いや~きれいだったのよ、面白かったのよ、
ワタクシごときが世界の蜷川氏を批評することは憚られますが、
あれだけの長さを一気に見せてしまう、その力量はやはりさすがです。
「十二夜」はご存知の通りシェイクスピアの喜劇。
それを蜷川幸雄の演出で歌舞伎とコラボさせたのが「NINAGAWA十二夜」
初演は2005年、歌舞伎座で、とのこと。
日本とイギリスの修交150周年を記念してロンドンから招聘され、今年の3月にシェイクスピアの本拠地であるロンドン、バービカンシアターで上演されて大成功をおさめました。
ありがたいことにNHKが早くも放映してくれて♪(色々文句もあるけど、こういう時のために受信料はきちんと払いますからね、ハイ)
おかげでリビング桟敷ながら、たっぷり楽しませてもらいました。
ともかくすべてが豪華で、鏡を使った舞台装置が不思議な雰囲気を醸しだし、のっけから惹きつけられてしまいます。
絢爛たる衣装、時に舞台を覆う桜、百合、あやめなどの花々の見事なこと、ロンドン在住の邦人はきっと望郷の思いにかられたのでは?なんて余計な事まで考えちゃいました。
その美しさはほんとに歌舞伎そのものなのですが
ストーリーはほぼシェークスピア原作に忠実のようです。
な~んて言っても「十二夜」を読んだのははるか昔のことでストーリーさえ忘れている始末。
本も無いので、とりあえず映画を借りて観てみましたが、殆ど同じです。
それにしても、様式を重んじる歌舞伎が何の違和感もなく、これほど自然にシェイクスピアに融合していることが新鮮な驚きでした。
番組の最初にバービカン劇場のプロデューサーが、シェイクスピアは世界に通用する作家だからこそそれが出来たのだ、と言っていましたがそれはお互い様かも。
シェイクスピアといえば今では世界的な古典のひとつですが、乱暴な言い方をすれば当時の流行劇作家でしょ?
歌舞伎も同じ、もともと庶民の娯楽だったのですから。
洋の東西こそ違え、スタンスとしては共通点が多いのだと思います。
蜷川さんが言っていた、「西洋から飛んできた種が日本でこんな花を咲かせました、とその花を見てもらいに行く」というコメントに心打たれました。
それって最高の「交流」ですよね。
こちらは1996年イギリス製作の映画版
設定を19世紀に変えてあります。
でも双子の兄妹が全然似てないっつうの。
その東西のコラボ、本当に楽しめるラブコメディ、ロマンティックコメディです。
双子の兄妹であるりりしい若侍と美しくたおやかなお姫さま、そしてそのお姫さまが身をやつすお小姓の三役をこなす菊之助を見てるだけで楽しい♪
本当にまあこんな立派な跡継ぎがいて、菊五郎さんもさぞやご満足・・などとまた余計なことまで考えちゃう。![]()
ちょっと悪ノリ?ながら存在感抜群なのが麻阿役の市川亀治郎。
え~っ、この女のヒト、大河ドラマの信玄役の~?などと無知な故に新鮮な楽しみ方も出来るわけで。![]()
しかし最後に双子の兄妹が対面するシーン、いくら何でも同時に二役は出来ないのでどうするのかなと思っていたら、別の役者さんが仮面をかぶって出てきました。
いきなり八墓村!?(だって最近菊之助が佐清を演じた映画「八墓村」観たばかりだったんだもん)
と個人的には大受けでした。![]()
菊之助は男性のメイクの時に何故か母上(富司 純子さん)そっくりになるのも微笑ましかったりして。
「NINAGAWA十二夜」
6月に新橋演舞場で凱旋公演が行われます。
ナマで観たらまたいいのだろうなあ・・・・・
でも7月はまた玉さまが歌舞伎座に出演だしなあ・・・
双方の公演予告をチェックしつつ、タメイキをつく初夏の宵でありました。![]()
![]()
双方めでたしめでたし・・・・。 ![]()
※「NINAGAWA十二夜」公式サイトはこちらです。
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