ドラマ・「黒部の太陽」
話題が遅れますが、先週の土日、
フジテレビで放映された「黒部の太陽」観ました。
開局50周年の記念作品ということで、えらく気合が入ってるみたいだけど、
どうなのかなあ・・・つまんなかったら観るのよそう、と思っていたのだけど、最初の数分で、あ、これはいける!と思いましたね。
ほんと、映画でもドラマでも、面白いか否かは最初の数分でたいていわかる。
やれば出来るじゃない・・・・![]()
ちゃんとしたドラマ・・・・![]()
と感動つつ、2晩連続でしっかり観てしまいました。
「黒部の太陽」は大木正次の原作。
ご存知の通り1968年に熊井啓監督、三船敏郎、石原裕次郎の主演で映画化されています。
電力不足に陥っていた昭和30年代前半に、関西電力が黒部川第四発電所建設を決断。しかし当時人跡未踏ともいうべき黒部峡谷の工事は困難を極め、結果的に171人もの犠牲者を出した世紀の難工事となりました。
ドラマではその中でも最大の難関となった大町トンネル掘削に重点を置き、そこに関る人々のさまざまな人間模様が重層的に描かれています。
通称「親方」
命を張ってトンネル工事に奮闘する工夫たちのリーダー倉松に香取慎吾。
関西電力の工事責任者、滝山に小林薫。
熊谷組の工事課長にユースケ・サンタマリア
他に中村敦夫、柳葉敏郎、伊武雅刀、津川雅彦、田中邦衛など、ともかくキャストがものすごくて、他のドラマなら主役級の俳優ばかりがずらりと顔を揃える。
エンドタイトルロールのキャスト名なんてあいうえお順だものね。
往時の工事関係者が言葉を失ったという忠実に再現されたトンネルのセットもすごいし、難工事の描写も息を呑む迫力だし、
昭和30年代の雰囲気も良く出ていて。
もっとも役者がそれを壊してしまう、と思われることもありました。
無理もないことだと思うけど、深田恭子はとうていあの時代の女性には見えないし、主役である香取慎吾もね・・。
すごく頑張っているのは伝わってきて、好感は持てるのだけど、
やはりあの時代の男には見えない。
クールさを狙っているのでしょうが、口調が投げやりに聞こえたり、ちょっとした「間」が現代的だったり。
あの時代、そういう突っ込み方はしなかったよ、というような。
時代のテンポというのは呼吸と同じで、後世の人がそれを再現することは殆ど不可能なんだろうなあ・・。
でも「熱くて強い男」を体当たりで演じた、その熱演は認めます。
好感度もUP
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香取くんは、「男はこんなに力強いんだ」ということを描きたかったそうだけど、その気持ち、なんかわかります。
今の時代、女性のほうが強いかも?だものね。
命をかけて危険な作業に取り組む男たち、それを黙って支える女たち、が普通だった時代。
女性は工事中のトンネルに入ることは禁忌だそうだけど、
いや~私などは頼まれても入りたくない。
何でも男女平等だというのなら、女もトンネル掘ってみろ、なんて言われたらイヤですから、黙々と危険な仕事をする男性を尊敬します!と言っとかないと。(笑)
現代では170人も亡くなる工事など考えられないし、機械化が進んでリスクはぐっと減ったと思うけど、それもこれも、先人たちの尊い犠牲の上に成り立っていることを忘れてはいけないですね・・・。
さてこうなると、俄然映画のほうも観たくなるではありませんか。
しかし以前探して驚いたのですが、映画「黒部の太陽」はいまだにビデオにもDVDにもなっていないのです。
何でも石原裕次郎が、大きなスクリーンで観てほしいからと映像化を拒否したのだとか。
大きなスクリーンで・・って、もう何十年もどこでも上映されてないぢゃん。(一部カット版が地元で上映されたことはあるらしい)
あれだけの名作と言われる作品を、結局埋もれさせてしまうって、
いくら製作者の一人だからとはいえ、何様!?って感じだなあ。
実は基本的に裕次郎は嫌いなのですが、三船敏郎が大好きだし、熊井啓監督も好きなので、これはぜひ観たい!
裕次郎伝説と心中させるなんてもってのほか!
すみやかにデジタルマスター化して全国公開したのち、
DVD化するべし!
あ、このフジテレビのドラマ化はその布石?・・・なんてことになったら嬉しいのだけど。
ちなみにドラマのほうは、DVD化されるそうですよ。


















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