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2008年9月

2008年9月23日 (火)

グーグーだって猫である 観てきました♪



去年こちらに書いて楽しみにしていた映画、
「グーグーだって猫である」が公開されたので、さっそく見に行ってきた。
監督は大の大島弓子ファンであり、
過去に別の作品も映画化している犬童一心。
もっとも、原作とはだいぶ違うんだろうなあと思ってはいたのだけど、
はい、その通り全く違いました。

Gugugazo2














吉祥寺に住む天才漫画家、小島麻子は、15年一緒に暮した愛猫のサバを亡くし、悲しみのあまりマンガが描けなくなってしまう。
心配するアシスタントたちだったが、
ある日ペットショップで見かけたアメリカンショートヘアの子猫に一目ぼれした麻子は再び猫を飼い始め、明るい日々が戻ってきた。
不妊手術の朝、逃げ出してしまったグーグーを探していた時に知り合った青年、青自との淡い恋、そして新作の構想。
ところがそんなある日、麻子は突然の病に倒れ、思いもかけない病名を告げられて・・・。

あらすじとしては恋云々を除いては同じなのだが、内容が全然、希薄というか・・
原作ではグーグーを飼った後、何匹もの猫を拾って一緒に育てることになるのだが、そういう部分は全カット。
ということは、原作のほんの最初の部分だけをふくらませたということになる。

Gugugazo












何しろ野良猫に餌をやっただけで逮捕されることになっちゃったご時世だから、そういった部分は描きづらかったのかもしれないけど。
グーグーが外を歩き回る描写などでも、「猫は室内飼いが正しい!」という人たちからクレームがきそうだものね。
最近は獣医さんたちも、本音か建前か知らないけど、家の中だけで飼ったほうが猫のストレスも減るし、危険もないから、と室内飼いを推奨する世の中。



じゃあお宅のお子さんも家の中だけで育てたら~?
安全だし、余計なストレスも無くなるよ~~。(-。-) ボソッ


じゃあつまらない映画かというと、それがそうでもない。
とってもいい雰囲気だし、ちょっと見足りない感はあるものの、
グーグーはじめ登場する猫たちも可愛いし、
吉祥寺の描写も楽しめるし。


では何が希薄かと突き詰めてみると、主人公の麻子なんですね。
小泉今日子、少しはかなげで、少しミステリアスで、とても魅力的なんだけど、
存在感が希薄。
もっともこれは演技がどうこうというのではなく、もしかしたら主人公の設定自体がそう、というか狙いなのかもしれない。
他の登場人物は若者ばかりで、若々しい雰囲気がいっぱいの中に40代の女性・・というのはやはりある意味浮いてしまって、
ミステリアスでいくしかなかったのかもしれないなあ・・・と。
セリフも極端に少なく、雰囲気だけで存在感を示している、というのは逆の意味ですごいのかも。
あるいは大島作品独特の「ふんわり感」を具現化したかったのかも。



などと批判を並べたようになってしまったけど、

実は映画が始まると、何だかもう涙がこぼれちゃって・・・・最後まで乾くことはなかったのでありました。
何がどうこう、というわけではないんですけどね。
きっと心弱くなっている部分に何かが触れたのでしょう。
(と分析拒否)


そうそう、腹の立つことに、見終わって買おうと思ったらパンフレットが売り切れ・・・


ワーナーマイカル熊谷さん、
上映はまだまだ続くのに、入荷は未定って、そんなのあり??annoy

Gugu4 Gugunikki






















原作の最新刊と、作者制作の写真集(ホンモノのグーグーが見られます♪)




ところでちょうど先週、所用で西荻窪に行ったので、
一駅足を伸ばしてこの映画の舞台になった吉祥寺に降りてみました。
雨が降っていたし時間もなかったのでちょっとしかいられなかったけど、
井の頭公園やその入り口にある焼鳥屋さんなど、
今日見たらばっちり映画に使われていて、何だか嬉しかった♪
写真をUPしておきますね。

Kitiike Kitiike2










Kitiiseya Kitisunroad

2008年9月18日 (木)

仙人草



この時期、当地で良く見られる「仙人草」
別名を「馬食わず」ともいう毒草でもあるそうですが、
反面、扁桃腺の妙薬でもあるのだとか・・。
「仙人」の名は種から出る白いヒゲを仙人に見立てて。

Senninhige



(これは2005年撮影)






種の前に花だってきれいで、良い香りもするのに、花のイメージでは名前をつけてもらえなかったわけね・・・。

今年は何故かその仙人草があちこちでたくさん咲いていて、
先日出会ったのがあまりにすごかったのでUPしてみました。

Sennin1


























まるで滝のようになだれ落ちる群生、
いったい何?と近づいてみたら仙人草。
ふだん見かける清楚なイメージとは全然違い、
びっしりと花をつけて、ちょっと凄まじいほど。
狂ったように咲き乱れる花、というのは何にせよ、少しかなしいものがあるような・・・。

Sennin2


















ところでこの花、わりとポピュラーだと思うのだけど、
何故か私の持っている複数の歳時記には、季語として載っていない。
俳句のサイトなどでは、けっこう詠んでいる人も多いのですけどね。
それとも、まったく見られない地域も多いのでしょうか?
ちょっと不思議です。



話はガラッと変わりますが、coldsweats01 こちらも秋の風物詩?
この看板を見かけると、ああ、秋だなあ・・と思うようになっちゃいました。
調べてみると、始まりはなんと1991年というから、もう17年間も続くロングセラーなのね。

Tukimimac


















ふだんは全然寄り付かないマックなのに、この月見バーガーだけは何故か食べたくなってしまう。
やっぱり”ウサギ”に呼ばれるのかな・・・・・?(笑)

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9/21追記

これを書いた翌日、月見バーガー食べてきました♪
チーズ入りにしたのでボリュームたっぷり。
いつも思うんだけど、こういうのってビールに合うんですよね。
まあマックでビールを出すのは・・・
若い子が多い店だし、やっぱり色々問題かも・・?

Tukimib















2008年9月10日 (水)

逃避的映画三昧



このところちょっと”逃避”の意味もあって、立て続けに映画ばかり観ている。
そういう時は楽しくて明るい映画を観れば良いのかもしれないのだけど、
そうとばかりも思えないのが不可思議なところで。
まあ毒をもって毒を制する、という諺もありますしね。


その”毒”映画の筆頭は何と言ってもこの「紀子の食卓」
なんでこんな映画に出会っちゃったんだろうと呪いたくなるような。
しかし一般受けはしてないながら評価は高いらしく、各種の賞も受けているそうだ。
ということは「素晴らしい映画だ」と評価する人も多いのだろうから逆に安心して言うけれど、私にはとうていついていけない。

Noriko_2


















ぬるま湯のような家族の一員であること、父親の無理解を嫌って東京に家出した17歳の少女、紀子。
「廃墟ドット・コム」というサイトで知り合った女性の運営する「レンタル家族サービス」に参加する。
客のニーズに合わせ、時間単位で幸せな家族を演じる、という職業だ。
やがて彼女の妹も姉を追って家出。
絶望した母親は自殺し、父親は残された妹のノートを徹底的に分析し、ついに娘たちの所在を突き止める。
そして彼のとった行動とは・・・。


監督はこれ以前に「自殺サークル」という映画を撮っており、
まずそれを観るべきだ、などと書かれていたけど、まっぴらごめんですね。
この映画にも、54人の女子高校生が笑いさざめきながらいっせいに山手線のホームから飛び込み、主人公の少女が血しぶきを浴びるというシーンが出てくる。
そして終盤のおぞましいバイオレンス&スプラッタ。
吐気をこらえながら、それでも2時間40分という長丁場をとうとう観てしまったという点では監督の力量をある意味、認めざるを得ないのかもしれないが。

Noriko2








現代社会ではこのような映画に、理屈はいくらでもつけられる。
実際フィクションより凄まじいノンフィクションを毎日のように突きつけられる時代なのだから。
ネット社会の病理、希薄な人間関係、増加する自殺、理由なき殺人、
家族に関してもひと昔前までの無条件の絆は溶解し、先走りした情報のせいでそれぞれが理想の家族を演じなければならない、それが苦痛なのだ、というような。
少女が頼る若い女性、ネットで知り合った「上野駅54」はコインロッカーの出身。
村上龍が「コインロッカーベイビーズ」を書いたのはもうかなり前のことと記憶するが、それを軸にしてさまざまな不条理を正当化しようとする手口?は確かに説得力があるとも言えるし、安直であざといとも言える。(この女性を演じる”つぐみ”は凄みのある存在感が抜群だった)

しかし本当の家族から逃げ出してきてバーチャル家族を再構成、の倒錯っていったい何なんだろうか。

登場する人物は誰もかれも、精神的に全く自立していないと思ってしまう。
きちんと向き合うことを恐れて(?というか家出したいほどの確執が全然伝わってこないのだが、それも希薄な関係という演出か?)いきなり行動に出てしまう娘。
子どもに家出されたくらいで自殺してしまう母親、思いつめて、倒錯した狂気の方向に走る父親、
皆孤独に向き合えるきちんとした自分というものを持っていない。
ともあれ一部にはいかにも受けそうな、今日的なシチュエーションだ。


そしてあのおぞましい54人の自殺にはどういう意味があるのか?
理解できないということは世代の断絶なのか。
まあ旧世代の常識で言ったってムナシイんでしょうねえ。
でもこちらにもこちらのプライドがあるので言わせてもらえば、
それなら上等、断絶けっこう、理解できないということがありがたいくらいだ、
と思う。
もっとはっきり言えば、この映画そのものが、それこそ’病理’のひとつだと感じてしまう。


あなたはあなたの関係者ですか?


笑わせないでよ、そういうのを言葉遊びっていうんですよ。


もっともこの監督は詩人でもあるそうですけれどね・・・・・・。

「紀子の食卓」2006年公開

監督 園子温
出演 吹石一恵 つぐみ 吉高由理子 光石研 並木史朗他 
159分


☆    ☆    ☆    ☆


同じ毒でも、「蟲師」はマイルドで心地よい毒。
この原作はベストセラーになったマンガだそうで、
原作のファンだと文句がいっぱいあるらしいが、
そちらを知らない私はかなり楽しめた。
監督は「AKIRA」の大友克洋。
最新のVFXを駆使して、100年前の日本という設定のファンタジーワールドを紡ぎ出している。
その映像は素晴らしく美しく、懐かしさと幻想の入り混じった世界にいざなってくれるので、それに浸っているだけでも心地よい。

Musisi


















オダギリジョー演じる蟲師、ギンコは人間にとりつく”蟲”をあやつる不思議な人物
(もちろん蟲も蟲師も架空のもの。ひょっとして’疳の虫’もその一種?)
蟲にとりつかれて病気になった人々を治療しながら旅をしている。
どこから来たのか、幼い頃の記憶は無い。
ある時不可解な病に苦しむ蟲師の少女、探幽を救おうと蟲が封じこめられている膨大な巻物を調べ始めるが、巻物の文字が蟲に戻ってギンコにとりついていく。
そこに隠されていた、ギンコと蟲との封印された秘密とは・・・。


途中で謎解きだったとわかるのだが、過去と未来が次第に近づいてピントが合ってゆく過程が面白い。
登場人物もそれぞれ個性的で好感が持てる。
李麗仙の演技はさすがだ。

Musisi2








ただ、雰囲気に浸る分にはいいけれど、原作を知らないせいか、分かりづらい部分も多いし、ラストも納得が出来ない。
まあ原作との折り合いで色々あるのだろうが、もう少しラストですっきりしたかった、と思う。


それにしても、郷愁を呼び起こす自然の風景、
気味悪くも美しい’蟲’の乱舞、
一見の価値ある映像ではあります。



私も蛇のようにうねる虹 見てみたい・・・・。

蟲師」2007年公開」

監督  大友克洋

出演  オダギリジョー 江角マキコ 蒼井優 大森南朋 李麗仙 りりィ他 131分

2008年9月 7日 (日)

ヤマボウシの実



所用で行った役場の駐車場の植木に何やら赤い実が。
これは確かヤマボウシの木だったかな・・・と思いつつ見ると、
柔らかそうで、亀甲模様のサッカーボールみたい。

Yamabousimi3

















食べられるのかしら・・とひとつつまんでかじってみたら、
あま~~い♪
中はねっとりとクリームのようで、食感は違うけどお味はマンゴーのようなトロピカル系。

Yamabousimi Yamabousimi2

















家に帰って調べてみたら、やはり実は食用になるとのこと。
ちょっとジャリジャリ感はあるものの、ほんとに甘くておいしい。
花もきれいだったよね、確か撮ったはずだけど、と探してみたら5月末に撮った写真がありました。
花が似ている通りハナミズキの仲間だけど、実は全然違う。
両方とも紅葉がまたきれい。

Yamabousi

















私はハナミズキはあまり好きではないのだけど、
ヤマボウシの花は好き。
似ているのだけど何が違うのかなあ?
強いて言うならハナミズキは乾燥している、
というイメージがあるけど、
ヤマボウシはしっとりしているというか。
あくまで主観ですが。

あ、でもこの花びらに見えるのは総苞といって、
花は真ん中の部分だけなのだとか。
変わってますよね。
おまけにこんなおいしい実がなるとは何とも魅力的。

調べてみたら種から育てることが出来るそうで。
今蒔いておけば、来年の春に発芽するそうです。
蒔いてみようかな・・・鉢植えで小さく育てることもできるみたいだし。
でも種からだと、花が咲くまで7.8年かかると書いてある。

遠大な計画だなあ・・・
私生きているかしら・・・(笑)

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