そういえば飛行機に乗るのが大好きで、もう楽しみでワクワクしちゃう、という人にはあまりお目にかかったことが無い。
友人のひとりにそう言ってた人がいるけど、つくづくうらやましいですねえ。
何でも世の中の96%の人は飛行機が苦手なんだそうです。
あんな鉄のカタマリが何百人も乗せて空を飛ぶなんて信じられない!という言葉はよく聞きます。
ずっと前、吉田戦車のマンガ(「伝染るんです」だったかな?)で、飛行機の中のあるドアを開けたら、機長初めスタッフ全員が必死で祈祷していた・・なんて描写があって笑ってしまったけど、まあわかる気がする。
かくいう私も旅行大好きなくせにいつまで経っても飛行機がコワイですから・・・
でも悲しいかな、わが国から脱出するには飛行機しか手段がない・・・最近は豪華船のクルーズなんかもあるようですがお金とヒマが無い。
しかし当然、どんなに怖がってもたいていは無事に目的地に着くわけです。
怖くてろくに窓の外も見ずかたまって座り、ちょっとの揺れにも青ざめる・・なんて考えてみればバカバカしいことこの上ない。
無事に降りてから、な~んだ、じゃあもっと楽しめばよかった、なんてね。
でも頭ではわかっていても 次に乗る時はやっぱり怖いわけです。
で、何とかしようと飛行機コワイを克服する本でも読んでみようか、と探してみました。
いくつか出ているのですが、何故か殆ど絶版になっていて手に入らない。
ようやく図書館で一冊だけ見つけ、読んでみました。
作者はもと飛行機恐怖症で、今はそれを克服し、同じように苦しんでいる人のためにカウンセリングをしている人のようです。
飛行機を怖がるタイプとして、何でも自分でコントロールしないと気がすまない人、何でも悪いほうにばかり考える人、閉所恐怖症やパニック障害の気がある人などがあげられるそう。
リラックス法や座ったまま出来るエクササイズの方法などが書いてあるのですが、う~ん、それは私にはあまり役立つとは言えなかったみたい。
タイプで言えば「何でも悪いほうに考える」タイプかな。
だから飛行機がどうして飛ぶのかという物理的な話や、最新の飛行機の詳しい情報や、こういうわけだから絶対安全なのだ、という話のほうがよほどいい。
安全であることを納得できたら少しは安心するものね。
いや、納得までいかなくても誰かが、「飛行機怖いの?なんで?こんな安全な乗り物ないのに」とでも言ってくれれば、それだけでもほっとするものです。
でも読んだおかげで、乱気流で堕ちた飛行機は存在しないこと、上空で揺れるのはでこぼこ道や波で車やボートが揺れるのと同じで異常でも何でもないこと、
着陸のやりなおしなどもしょっちゅうあることで、パイロットは慣れていること、
さらに離陸や着陸の時のさまざまな音の理由などがわかり、ちょっとは役に立ったかも。
確かに飛行機事故は減っているし、不幸にして起きた事故の原因は徹底的に追究され、その後の改良につながっていることも信じられます。
(今はどちらかといえばテロのほうがこわいかな・・?)
作者がある時フライトを終えて着陸した時 こんなアナウンスがあったそうです。
「皆さまの旅のもっとも安全な部分がただいま終わりました。
このあとご利用になるお車、バス、タクシーでのご無事をお祈りいたします」
まあ確率的はそうなんですよね。
タクシーに乗っていて事故に遭う確率のほうがよほど高い。
でもそうは思っても地上に降り立つとほっとするのは、人間は本来空を飛ぶ動物ではないからで、こればかりはどうしても不自然の感がぬぐいきれないからでしょう。
要するに気の持ちようなのかな、とも思います。
狭いシートにじっと十数時間はきついし、機内食つめこまれるのも苦行?だし、エンジン音がうるさくて眠れないし、好きな映画も何故か飛行機では集中できなかったけど、何でも楽しんじゃえばいいのよね・・・・とはわかっているんだけど!
「飛行機?私だ~い好き♪楽しいじゃない?」なんて言える日がくるのかなあ・・・見果てぬ夢のような気がしますが・・・・ 

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