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2008年6月 2日 (月)

「大市民」42年後に♪



Daisimin 去年植木等さんが亡くなった時
こちらに書いたNHKの古いドラマ「大市民」
先日amazonで他のDVDの検索をしていたところ、なっ、何とすでにDVD化しているのを発見。
もう狂喜乱舞で速攻購入しちゃいました。
リアルタイムで観てから何と42年後。
42年後にこんな形で再会できるなんて、あの頃は想像もつかなかった・・・と感無量でありました。



時間が経ってみれば、大して面白くはなかった、と思う場合もあるけれど、これはやはり今観ても面白かった!
というより、これだけ経ってみると、また別の発見や面白さが満載という状態なんですよね。
おぼろげながら覚えていたストーリー通り、巨大団地に住むサラリーマン一家、商社勤めの夫(植木等)と専業主婦の妻(左幸子)、小学生の息子がそれぞれトラブルに巻き込まれて苦闘する、ある夏の一日を描いたもの。
演出は和田勉だったのね・・・さすが、観終わってたった1時間のドラマだったとは信じられないほど充実した内容でした。

「これ・・もしかして吉田日出子?」なんてサプライズもあったし。



そして今だからこその楽しみは、昭和41年の日本をリアルに感じることが出来るということ。
う~ん、最近古い映画など観ていつも思うことは、自分もこの時この世界に生きていたということがどうも信じられないのよね・・・。
それだけ、人類始まって以来の変革の時代に生きてるってことなんだろうけど・・・。
昭和41年、ドラマの中では洗濯機の脱水はまだローラーだし、赤ちゃんはおんぶしてるし、買物の時は買物かごを下げてる。
子供用のTシャツなどはなく、夏でもちゃんと襟のついたシャツを着ている。
団地にも御用聞きが来るし!
朝食にトーストとフライドエッグはけっこう洒落てる部類なんだろうな。
そういう細かいところを観るのも楽しいけど、何より衝撃的に感じられたのは、「人間が濃いな・・」ということ。
何というか、がっしりと地に足をつけ、健全な常識の中で、生き生きと生活している、と言ったらいいのかな。
(その濃い人間を演じて、特に左幸子の生命力あふれるような存在感が素晴らしかったですが。)

Daisimin5 Daisimin2











反射的に、それに比べると現代に生きる人間はまるで宙に舞っているように軽い!と思ってしまう。
軽くて薄い。
もうそれが今の標準になっていて意識もしていないのだけれど、こんな形で比較して見ると、否応なく透けて見えてくるものがあるのだ。
それがいいとか悪いとか一概に言えるような単純な問題ではないのだけど、明らかに40年前の人間からは、遠い遠いところに来てしまった。
よりどころになるものをすべて失くし、漂うしかないのがあれから42年後の日本人なのだろうか・・・なんて少し暗澹としたりして。

などとメランコリーを感じつつ、まあそれをも含めて楽しんだのですが。

Daisimin3 Daisimin4










ひとつ、それはないでしょ!?ということが。
このドラマがそれほど強烈な印象だったのは、テーマ曲に負うところも多かったのです。
以前にも書いたけど、その曲が「鞄を持った女のブルース」。
ところが冒頭からいくら待っても、とうとう最後までその曲が出てこない。
なんで??私の勘違い?と思ったけれど、そんなはずは無い。
思いあまってNHKに問い合わせたところ、返信が来て


お問い合わせのNHKアーカイブス ドラマ名作選集
第2期 NHK劇場「大市民」の音楽ですが、著作権処理の都合により、
お客様のご指摘どおり、音楽の一部を差し替えております。
誠に申し訳ございませんが、何卒、ご了承ください。


ということでした。
ああやっぱりね・・・・。
その”差し替え”では、「鞄を持った・・」に似た感じの「情事のテーマ」(Trust me 私はこれも好き♪)のアレンジが効果的に使われておりました。
う~ん、でもね・・やっぱりオリジナルで聞きたかったです。




※「大市民」1966年
NHKアーカイブスドラマ名作選集
DVDはNHKエンタープライズより発売







※2011年12月、「鞄を持った女のブルース」追加しました。
やっぱりいいわあ・・・・




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コメント

九州の宮崎からです。
「大市民」だったんですねーっ。
検索エンジンで、「nhk 植木等 ドラマ」でヒットしました。
なぜ、検索かけたかといいますと、当時、私も20歳前だったと思いますが、「nhkで…そして植木等主演で…」そういう構成で感動したのを憶えています。
その感動は、多分、曲がよかったのも大きな一因です。
今、インターネットFMで、「オールディーズをあなたに…」のようなのをやっていますが、この時間になったら、ふと、『あの、植木等のドラマの曲はなんだったかなあ!』と、思いました。
そうでした! 「鞄を持った女」でした。
一時期は、曲名おぼえていたのですが…
雪うさぎさん…有難うございました。

cherryblossomてっちゃんさん、こんばんは♪
コメントありがとうございます。

「鞄を持った女」、クラウディア・カルディナーレ主演だという映画のほうは観ていないのですが、
何しろ私にとってはこれは「大市民」のテーマ曲なんですよ♪
本当に忘れられないような強烈な印象の曲でしたよね。
どうしても欲しくて、去年オークションでシングル盤を手に入れました。
裏面は「大市民」のDVDで使われている「情事のテーマ」で、これも大好きな曲です。
私の記事がお役に立ったようで、嬉しい限りです。happy01

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