銀座ミツバチプロジェクト
昨夜アサヒ・コムで「ミツバチを渡り鳥の用心棒に カラス対策で実験開始」という興味深いニュースを読んだ。
以下引用
”絶滅危惧(きぐ)種の渡り鳥コアジサシをカラスから守るため、自然保護団体と東京都が、営巣地になっている羽田空港近くの都の下水処理施設屋上に、ミツバチの巣箱を置く実験を始めた。黒色のものを攻撃するというハチの特性をいかし、卵やひなを狙うカラスを近づかせないのが狙いだ。
(中略)
一昨年、都下水道局の担当者が「ミツバチがカラスを追い払うのでは」という話をテレビで聞き、東京・銀座のビル屋上でミツバチを飼育するNPO「銀座ミツバチプロジェクト」に相談した。
ミツバチプロジェクト世話人の田中淳夫さんによると、ミツバチを飼っている銀座のビル近くの神社では以前、白い皿がカラスに割られる被害があったが、ミツバチを飼うようになってからはカラスを見かけなくなったという。
二つのNPOと都が昨夏、三つのハチの巣箱を置いたところ、とりあえずミツバチとコアジサシは反目することがなかった。今年は営巣地の一角に1万~2万匹のミツバチがいる巣箱を数箱置き、他の場所とコアジサシの営巣状態を比べ、カラス対策への効果を検証する。田中さんは「ミツバチが希少種を守る一助となれば」と期待している。”
なんでもミツバチは黒いものを攻撃する習性があるのだそうで、これは言うまでもなく黒イコール「熊」の図式。
ミツバチに限らず巣を襲って蜂蜜や幼虫を食べてしまう熊は蜂全体の天敵だものね。
(帽子をかぶっていなかったり、黒い服を着ていたためにスズメバチに襲われて命を落とす事故が毎年のようにあるのでご用心。)
ま、まあそれ以上に”搾取”しているのは人間だ、という事実は置いといて・・![]()
もともとミツバチに好意を持っている私としては、ミツバチってほんとに色々役に立ってくれる健気な蜂なのね・・と感慨深かったのだが、
このニュースの中にあった「ミツバチプロジェクト」に興味をひかれ、調べてみてその思いはさらに大きくなった♪
知らなかったのだが、2006年から銀座3丁目のビルの屋上で10万匹のミツバチが飼われているとのこと。
世話をするのは地元の有志たちで銀座の食や文化を考え、銀座を活性化させたい、という思いが養蜂に行き着いたのだそうだ。
もちろん養蜂は素人だったが業者の指導を受け、初年度で150キロの蜂蜜が採れたという。
ちょっと聞けばあんな大都会の真ん中で!?と思うけどそれがどうしてどうして。
ミツバチの行動範囲は半径4キロ四方だそうで、範囲内には銀座の街路樹や花壇はもちろん、浜離宮、日比谷公園、皇居などの広大な緑地があってサクラ、マロニエ、その他の花から蜜が採れる。
また銀座は独自の規制で超高層ビルの建設が制限されていることも、ミツバチの飛翔に有利な条件なのだとか。
とれた蜂蜜は“銀座で生産したものを銀座で消費すること”のコンセプト通り、老舗のカステラ店や洋菓子、和菓子店の材料となって季節限定のスィーツとして売り出され、大人気になっているらしい。
人を刺すのでは?と懸念されたミツバチたちも今では「銀パチくん」の愛称で親しまれ、蜂蜜採取の時には見学者も多いそうだ。
なんかいいなあ・・こういうのって。
「東京砂漠」なんてフレーズが昔はやったけれど、柔軟な発想は常に新しい世界を生み出すというか。
都会と自然は常に対立するように位置付けされるが、最近は変わってきたような気がする。
鷹などがビルを本来の営巣地である断崖に見立てて巣を作る、なんて話を聞いたこともあるし、生き物はけっこうたくましい。
ヒートアイランド現象を緩和すべく、企業のビルでも個人のビルでも、屋上庭園を作ったり、緑のカーテンを這わせたり、色々工夫を始めたようで、
ミツバチにとってはますます快適な環境になっていくのかも。
それはまた植物の受粉を促進して多くの実を結ばせ、鳥も集まってくる・・・という好循環を呼ぶ。
人間もまたそれによってどんなに癒されることか。
そういった「共存」が都会の真ん中でなされるなんて、素晴らしいと思う。
何か危害を加えない限り、ミツバチは刺したりしないことを見学に来た子供たちが理解することだって、とても重要で素敵なことだよね♪
それにしても多大な恩恵をもたらしてくれる以外に、人間がミツバチに好意的なのは、
やはりあの姿にあるのかな、というのが私のひそかな考察。
小さく丸っこい体つき、大きな黒い眼、そして暖かく柔らかそうな毛で胸や背中が覆われていること。
「可愛い♪」と思ってしまう、人類の母性本能?を刺激するものがあるのかも・・・なんて思いません?
(同じ大きさでもハエなんて全然可愛くないもんね)![]()
※写真は「無料素材如何」よりお借りしました。
























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