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2008年3月

2008年3月25日 (火)

チベット / 砂の曼荼羅



チベットの情勢が気になって昨日から検索を繰り返していたが
正確と思える情報はあまりなく・・・ 

しかしいくら中国が情報を遮断したつもりでも
写真や動画など それをかいくぐって流れ出しているようだ



世界中から非難を受けて逆ギレした中国が「内政干渉だ」と言うのはある意味正しい



認めるという意味ではなく 現実に「干渉」出来ないという意味で


だから内紛や民族闘争でどんなに非道な虐殺が行われても 
どこからも助けなど来ない

ルワンダの内紛の時は撤退する国連軍に見捨てられた数千人の難民が そのわずか数時間後に皆殺しになった



そんな話をあとで映画にして泣いたって何になるだろう
そしてそれはいつの時代も世界中のどこかで起き続けている
カンボジア コソボ そんな例はいとまがない

チベットの悲劇も今にはじまったことではない
一説にはこの数十年間で120万人が殺害されているという


平和とか人権とかいう言葉の何とむなしいことか
そんな概念さえ存在しない国の方が多いのだ
つくづくと 人間社会に嫌気がさす時がある
そんな時は 祈ることさえ偽善に感じられる



「セブン・イヤーズ・イン・チベット」

中国兵に蹴散らされる砂の曼荼羅の鮮やかな色が 目に焼きついている

7tibet
















北京オリンピックは・・・



1936年のベルリンオリンピックを
思い起こさせるものになることだろう


2008年3月22日 (土)

ついでに・・・「11人いる!」のことなど



「サンシャイン2057」にちょっと書いた「11人いる!」は小学館漫画賞を受けた萩尾望都のマンガ。
私はこれが「別冊少女コミック」に連載されたのをリアルタイムで読んでいるが、もう本当にワクワクする面白さだった。
調べてみたところ 連載は1975年・・・ってもうそんなに昔になってしまったのね。

アニメビデオ化されたのが1986年とのこと。
最近DVDを手に入れたのだが、国内のものは廃盤になったのか見当たらず、
アメリカで販売されているもの。
もちろん日本語の音声も入っているので、同じように楽しめる。
キャラクターもストーリーも原作に忠実で、時代に合わせた変更部分はあるものの、原作の魅力を充分に伝えている。

Eleven

人類がワープ航法を発見して宇宙へ進出してから数世紀
さまざまな異星人との出会い、争いと和平を繰り返し、今では星間連盟の一国家となっている遠い未来の話。
種族、星系を越えて星間連盟により設立された宇宙最高の教育機関「コスモ・アカデミー」があった。
卒業生はどの世界でもエリートを約束されるが、当然試験は超難関。
さまざまな星から夢を抱き、受験にやってくる若者たちがいる。
主人公タダもその一人だった。
学科試験をクリアした彼を待っていたのは、サバイバル能力や協調性を試される10人一組の最終試験。
タダのグループに課せられたのは漂流する無人の宇宙船で53日間を過ごすこと。
ところがその宇宙船「白号」(アニメではエスペランサ号)に到着したのは10人ではなく、11人だったのだ。


のっけからのアクシデントに戸惑う受験生たち。
廃墟と化している宇宙船では、時限爆破装置が作動し出したのを皮切りに次々に事件が起こっていく。
53日以前に助けを求めるスクランブルボタンを押せば、その時には全員が不合格になる。
いったい誰が11人目で、何の目的で船に乗り込んだのか。
疑心暗鬼の中で、彼らは無事53日を過ごすことが出来るのだろうか・・・

とそんな感じのストーリーなのだが、宇宙船という密室の中で11人が協力し、時に反目しあいながら難関を切り抜けていくテンポの良い展開が飽きさせない。
充分に「少女マンガ」していながら、本格SFの醍醐味を味わわせてくれる文句ない傑作だ。
これはもう萩尾望都にしか描けない世界♪
ちなみに一人多い、というストーリーは座敷童子からヒントを得たとか。
座敷童子からSFって・・発想の柔軟さがスゴイ coldsweats01


「友情・ロマンス」のテイストもたっぷり
まあ地球上の「異人種」が「異星人」になっただけなのだが、それぞれの星の事情や、コスモ・アカデミーに合格したい切実な理由などを打ち明けあう場面には心温まるのよね。
そんな時代が本当に来たら、何て素晴らしいだろう・・・とつい夢見てしまう。

Eleven3 Eleven4









萩尾望都のもうひとつのSF大作といえば「スター・レッド」があるが、あれも映画化に充分な作品だと思う。
でも「明るさ」「希望」という輝きを持つ「11人いる!」をやはり最高傑作に押したいかな。
あとブラッドベリの作品を素にした「ウは宇宙のウ」はとってもメランコリー。
気分が沈んでいる時読むと浮かばれないが、その暗さもまた捨て難い。



かように素晴らしいSFも彼女の作品のほんの一部。
コメディからシリアスまでそれはそれはもう驚異的に素晴らしい作品の数ときたら膨大なのだ。
書いたらキリが無いので、それはまたいずれ・・・・。

2008年3月18日 (火)

サンシャイン2057



西暦2057年
太陽の活動が衰え、寒冷化した地球で人類はこのままでは死を待つばかりの状態に。
その死にかけた太陽を蘇らすべく、決死の「イカロス計画」が敢行されていた。
地球上のあらゆる核物質を集めた超弩級の核爆弾を太陽に投入して、太陽を活性化しようというのだ。
カネダ船長以下、パイロットや各専門分野の科学者たち8人のクルーが宇宙船イカロス2号で太陽に向かっていた。
しかし太陽に近づくにつれ、 予想もしなかった事態が次々にイカロスを襲い始めて・・・

Sunshyin2057

のっけから2057年てところであまりにも現実離れしてますねえ。
現実には温暖化で大騒ぎしてるというのに、わずか50年で太陽が冷えちゃうわけないぢゃん。
まあ規定通り太陽が衰えるのを待っていたらその頃人類なんかもういないだろうから、お話にならないことは確かだけど。
律儀に「イカロス」って名前もどうかと思う・・
だって言うまでもなく、ギリシャ神話のイカロスは太陽に焼かれてしまう縁起の悪~い名前なのにね。
それにそれだけの科学力があるのなら、いっそ地球専用のミニ太陽を作ったほうが早いんじゃないの・・?

などとひそかに突っ込みつつ観始めたのだが、最初はとても良かった。
寒冷化した地球の描写などは一切出てこず、いきなりイカロス船内から話が始まるのだが、この手法は観客を一気に集中させることに成功したと思う。
計算し尽された宇宙船内外の機能美やインテリアは「2001年宇宙の旅」の時代から確実に「未来」へ近づいたのだと実感させてくれるし、接近するにつれ迫力を増す太陽の映像が息を呑むほど素晴らしい。
ああこんなSFを観たかったのよ・・・と喜んだのもつかのま、


失踪したイカロス1号を発見してから次々と事件が起こり始め、これはもうサスペンス映画だな・・なんか「11人いる!」化してるし、などと思う間もなく後半は一気にエイリアンも裸足で逃げ出すようなホラー映画と化してしまった。


私的には「エイリアン」路線はまったく好みではないのでがっかりしたのだが、評を探してみると酷評する人と、熱烈に評価する人とに二分されているのが面白い。
確かに強烈な個性のある映画なので、好きな人(この監督のファン?)にはこたえられないインパクトがあるのだろう。
私などは後半のあの神経が逆なでされるようなサブリミナル映像のあたりから、もう好きにして、と半分リタイア状態だったのだが・・・

それと毎度のことながら、あちらのSFの科学VS神の構図はどうも理解し難い。
実際あちらの宇宙飛行士で宗教に走った人は多いらしいが、もともと地球上のあらゆるもの、石ころにも露ひとしずくの中にも昔から「神」を見ていた日本人(だけではないが)には科学と神は対立するものではなく、根本的にその感覚が不可解なのかもしれない。

それでも、冒頭の宇宙船の姿や展望室から見る太陽
イカロスとの静かな対話(宇宙船イカロスそのものが人格?を持っているわけね。 これは「2001年宇宙の旅」のハルと同じ)
酸素と食料供給のための見事な菜園、ストレス解消のための癒しの「地球室」など、実現したらこうなのだろうなとわくわくするようなシーンは忘れ難い。
殊に太陽の表面を水星が横切っていくシーンは圧巻。
映画館の大画面で観たかったなあ、 と思わず嘆息したくらいだ。


そうなのだ。
今はVFX(といっても詳細を理解しているわけではないのだが、要するに特殊な視覚効果?)でどのような映像も作れちゃうのだ。
例えば私たちの世代で現実の宇宙旅行などとうてい実現不能だが、VFXでならそれが可能ではないか。
太陽系の彼方まで、バーチャルの宇宙旅行・・・
はるかに地球を眺めながら金星、火星のそばを間近に通り過ぎ、 小惑星の海をつき進み、木星の大斑点をまの当たりにし、衛星めぐりをする。
土星の輪の間をくぐり抜ける。
彗星のすぐ近くに行って、その姿を眺める。
さらには太陽系を抜けて、ボイジャー1号を追い越して・・・・
別の恒星系ではどんな光景が見られることか、考えただけでわくわくする。
それも3D映像だったりしたら、きっとスゴイよね♪
映画による宇宙遊覧。
う~ん、そんな映画を誰か作ってくれないかなあ、なんてかなり真剣に考えてしまった。



「サンシャイン2057」
2007年アメリカ
監督  ダニー・ボイル
出演  真田広之  キリアン・マーフィ ミシェル・ヨー 他




ところでこの映画で主演したキリアン・マーフィ
最近注目されている俳優らしい。
別にブルー・アイが特別というわけでもないのに、あの強烈な印象は何なんだろう?
と興味をそそられて観たのがこちらの映画

Pluto

いや素晴らしかったです。
サンシャインとあまりに印象が違うので最初はハンパでなく混乱した。
何しろゲイになりきっていますから・・・あまりにもお見事、完璧

でもとっても後味の良い素敵な映画だった。
70年代のヒット曲に乗り、流れるように進むストーリー
アイルランド紛争のテロ事件なども織りこまれてシリアスな部分もあるのだが、(というより冷静に考えれば彼の人生そのものがシリアスなのだが)
「シリアス」は切り捨てる常に自然体で前向きな主人公につい引き込まれ、終わりの頃には彼(彼女)が大好きになっている。

生きることはやはり素晴らしいな、って思える映画ってやっぱり最高ねheart02
お勧めですよ♪




「プルートで朝食を」

2005年アイルランド・イギリス

監督   ニール・ジョーダン
出演   キリアン・マーフィ  リーアム・ニーソン  スティーブン・レイ 他

2008年3月15日 (土)

犬たちってどこにあるかな(BlogPet)

タラッタ♪は犬たちがほしいな。
犬たちってどこにあるかな

*このエントリは、ブログペットの「タラッタ♪」が書きました。

2008年3月11日 (火)

東京大空襲



先月、句会の席題で三月十日を句にして出したのだが、
誰も三月十日のことを知らず、「なんで十日?」という感じ。
よほど年配の人でないとピンとこないのだろうか、
63年前の東京大空襲。

俳句に関連して東京大空襲については去年書いたので繰り返さないが、
写真による生々しい記録がこちらのサイトにあるので、ご参考までに。 


それにしても大空襲の話って、まるで天災のように語られているな、という違和感をずっと感じていた。
あるいは日本が無謀な戦争を仕掛けた当然の報いだ、というようなニュアンス。
日本人って人が良すぎ?
それとも占領下のマインドコントロールからいまだに抜けられないのか、あろうことか空襲を受けたのは日本の責任だとして、国を訴えた遺族集団もあるという倒錯ぶりも。
いや、それもあの虐殺の首謀者(カーチス・ルメイ)に勲章を贈る政府の倒錯には及ばないか・・・・。


時代が違うといえばそれまでだが、これが報道の発達した現在に起こったら、アメリカはどれほどの批判にさらされることか。


もっとも異常な戦時下という環境で、当事者たちは意外なほど淡々としていたという面も確かにあるのかもしれない。
滝田ゆうの傑作「寺島町奇譚」の最終回「蛍の光」で東京大空襲が描かれている。

Terasima_2 

作者のモデルである少年の一家は幸い助かるのだが、
「墨田公園のほうで大勢死んだって聞いたけど」
「○○さんは一家全滅だって」というようなことを淡々と語っている。
どれほどの犠牲が出たのか明らかになり、それを実感するのはずっと後のことだったのかもしれない。

 



自分が痛みを感じたことがなければ、他人の痛みはわからない。
例えば同時多発テロの際にはアメリカ人も深い悲しみを味わい、痛みを感じたことだろう。
戦争末期の空爆、原爆投下などの非道は、、突き詰めれば抜き難い人種差別という事実に行き当たるのだろうが、言うまでもなく悲しみも痛みも、感じることは人類皆同じ。


その気持ちを大切にしてほしいと願うばかりだ。


春の雷三月十日を悲しめり     雪うさぎ

Suisen












◆追記◆

ここまで書いたあと、TBSで「3月10日・東京大空襲/語られなかった33枚の真実」を観ました。
さきほどリンクさせてもらったサイトにあるのが石川光陽氏の写真です。
それにしてもあの番組もちょっと一部倒錯していたような気がするけど?

2008年3月 8日 (土)

「アンデルセン」のうさぎパン♪



うさぎモノが続いてナンですが、
昨日川越のアンデルセンで見つけたとたん、
「きゃ~っ 可愛い!」(・・って殆ど小学生並み?!think
気がつけば購入していたうさぎパンです。

Usagipan2















ヨークシャーの野の花が咲いたティー・タオルの上でしばしお散歩♪
でもこういう可愛いパンって食べるの可哀想で・・・などと悩みつつしっかり食べちゃいましたが。bleah
クリームも美味しくて、たいへん結構なお味でした。



こういう菓子パンは別として、私はふわふわの柔らかいのよりカンパーニュやライ麦パンなどのハードなパンが好きなのですが、その系統の美味しいパンは近所に無いので、
川越とか池袋に行った時買いこんできてスライスし、冷凍しておきます。
朝はもちろん、美味しいカンパーニュなどは夜のワインのおともに最高♪
軽く温めたカンパーニュだけで赤ワインが進み過ぎちゃうのが困りモノ・・・かな。

Bred














2008年3月 5日 (水)

にごり酒「ゆきうさぎ」



愛媛の方に教えていただいたにごり酒 「ゆきうさぎ」
地元の酒造メーカーで作られています

Sakeyukiusa















少し甘めで 女性にダントツの人気だとか
味もさることながら 1合という飲みきりサイズ
そしてボトルが何とも可愛らしいことが人気のヒミツかな
以前は別のデザインだったそうですが
このボトルに替えてから注文がどっと増えたらしいです

このボトル「底」が二箇所あって
通常のまっすぐ の他に傾けた状態でも安定できるようになっています
ごらんの通り飲んだ後は一輪挿しとして使え とってもお洒落
小さな野の花を無造作に挿すのもいい感じです♪


今年は白酒のかわりに お雛さまにもお供えしました
私も白酒はくせがあってちょっと・・・なのですが この「白酒」は大歓迎
昨夜のひな祭りには お雛さまたちも喜んで飲んでくれたことでしょう


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