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2008年2月 8日 (金)

講談社の絵本



「講談社の絵本」といえば 小さい時読んだ♪となつかしく思う人も多いことでしょう
私などよりもっともっと年配の人もこの絵本で育っているのよね
何しろ創刊は昭和11年(当時の社名は大日本雄弁会講談社)
それから戦争のため打ち切りとなる昭和17年までのあいだに203巻刊行され 総部数は7000万部の人気シリーズだといいますからスゴイ
内容は昭和の初期らしく 「四十七士」や「宮本武蔵」などの歴史ものや偉人伝
イソップやグリム アンデルセンなどの童話 そして多くの日本の昔ばなしなど
当時一流の画家が挿絵を描き その美しく精密な筆致に読者である子どもたちは胸を躍らせたといいます

私も小さい頃これらの「精密画」を刷りこまれた?せいか だんだんと絵本が様変わりしてどう見ても手抜きとしか思えないような絵が増えてゆくのを 
悲しい思いで見ていた記憶があります
もちろん絵画は多彩な芸術ですから 色々な表現があるんだということは大きくなるにつれわかりましたが 
それにしても多分人生で初めて出会ったのであろう講談社絵本の印象は強烈だったのでしょう
講談社でもオリジナルの流れをくむ格調の高い絵本はだんだん販売されなくなり 昭和40年50年代は売られていなかったと記憶しています
最近調べたところによるとやはり復刻希望は多く 昭和45年と51年に完全復刻版という形で34冊が数千部単位で限定発売されていたそうですが 
もちろん流通することはありませんでした



月日は流れ平成となった1990年代 
確か新聞で広告を見たんだと思うけど
ようやく再会した絵本がこちら
なつかしいっ!と飛びついてみれば 
え?なにこれ「英文復刻版」??

Kodansya4_3
















その時には何だか腹が立ちましたね
ようやく復刻したのがなんで英語版なのよね!
英語版の前に日本語版がスジでしょうがっ(ー"ー ) なんて
でもまあ絵のなつかしさ 美しさには勝てず もちろん即購入しました
(あ 日本語訳の冊子もちゃんとついてます)

Kodansya5














解説を調べると刊行は1995年
他にも「桃太郎」「一寸法師」「舌きりすずめ」など「CHILDREN'S  CLASSICS」として厳選された10巻の復刻でした
そのうち全部揃えようかなと思っているうちに何年かたってしまい 気がつけばまた新しいシリーズが刊行
今度のはコンパクトサイズの復刻シリーズで 和英併記のバイリンガル絵本
どうやら最初のシリーズは愛蔵版ということで すでに販売を終了しているみたい
サイズが大きい分迫力があったので ちょっと惜しかった
買っておけば良かったなあ・・・(こういう本って結局部数が少ないんですよね)

Kodansya1













サイズが小さいのは惜しいけれど こちらの本でも原画の美しさは充分堪能できます
和英併記なので英語ではこんな表現をするのか・・とすぐ確かめられるのも良し
巻末には対訳の解説もついています
ともかく格調高く 美しい絵にうっとり
これはもう世界中のどこへ持っていっても自慢出来るというもの
そういえば最初の「花咲爺」の帯には「ホームステイのおみやげに 海外への贈り物に最適」と書いてありましたが
その通りですね
きっとすごく喜ばれそう♪
海外なら子どもだけではなく 大人へのプレゼントとしても気がきいています

Kodansya2_3 Kodansya3_2 












このシリーズは他に「桃太郎」と「一寸法師」を加えた5冊が刊行されており
今のところamazonなどでも買えるようです(こちらに中身検索もあり)
そして どうして日本語の復刻版が無いの!という怒りが届いたのか 
現在では「新・講談社の絵本」として普通の日本語版もめでたく出版されています
現代はほんとに多くの絵本があり 外国の絵本のベストセラーも多いけれど
日本の誇るクラシック絵画の美を今の子どもたちにもぜひ見てほしいな と思う次第です



何十年も失ったのを悔やんでいたこの本も 手元に戻ってきてくれたんですよ♪happy01

Anjyu_3   

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