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2007年7月 1日 (日)

哀しみのブルー・ポピー



「魔がさした」とかいいようが無い
買った私はもちろん大バカだけれど
そもそも何で 今どきの夏にはヘタすれば40度近くなるという埼玉で売ってるのッ!?
しかも他の鉢植えと同じところに 何の注意書もなく無造作に
多分入荷したばかりだったのに違いない
店員さんはぜんっぜん何もわかっていないようだったから
次の日には残り全部ソッコーで枯れたにちがいない
たまたまそこに行き合わせてしまった私って・・・
ああ事故みたいなものよね


いったい何の話かというと 良心の呵責に悩まされつつ そんな恥をさらしていいのかと自己嫌悪に陥りつつ(x_x) ☆\( ̄ ̄*)でも思い切って言ってしまうと
なんとなんといつも行く園芸店で あの「ヒマラヤの青いケシ」を買ってしまったのです
あの標高数千メートルのヒマラヤでも ごく限られた時期にしか咲かないと言われる「ブルー・ポピー」
他の鉢植えに混じって「ヒマラヤの青いケシ」のテープが貼ってあるだけ
育て方も何にも書いてない
思わず「は???」という感じでしたね

ブルーポピーについて殆ど知らない私でも 普通だったら当地ではまず育てられないことくらいわかる
育て方すら書いてないということは もう最初からブルーポピーという名前だけでとりあえず買わせよう(ちなみに値段は一鉢1200円)あとはどうなったって知ったこっちゃないということではないだろうか
なんとも残酷な行為ではないか
ブルーポピーに対する強い憧れとともに まるで捨て猫に遭遇したような気分になってきた
ひょっとしてこれから咲くのだろうか
いや 確か咲くのは遅くとも5月頃のはず
2年前の5月 旅行に行った京都・嵯峨野の祇王寺の庭に
なぜか鉢植えのブルーポピーが咲いていたのだ
あの暑い京都で咲いたということはひょっとしたら・・?
いやいや きっととんでもないお荷物をしょいこむことになるだろう
「枯らしちゃう」前科多数ありの私なんか
絶対無理ムリッ やめやめっ!



そして数分後 私の車の中にはひと鉢のブルーポピーが・・・(-_-;)



家に帰ってさっそくいろいろ調べてみると
どうやらこれは今年芽がでたばかりの1年目の苗のようだ
花は2年目にならないと咲かないとある
ということは・・・そう 40度近くなるこのクソ暑い埼玉で夏を越さなければならないということだ
ほ~らごらん・・・そういうのを「不可能」という
(重ねがさね頭にくるが なぜそんなものを埼玉で売るのよッ!)
しかし連れ帰ってしまったからにはほっとくわけにもいかない
気温25度を過ぎると急激に弱り 根から枯れてくるという
当地は現在梅雨で温度差は激しいものの 30度を越えた日だってある
押入れから発砲スチロールの箱を出し 底に冷凍庫から取り出したカチンカチンの保冷剤を敷き その上にプラスチックの網を置いて その上に鉢を置いた
もちろん外へは出さない
とりあえずは鉢も冷え 即枯れることはないと思われたが・・・

Bp1








それが先月の確か17 8日だったと思う
まだ「猛暑」という気温ではないので朝晩保冷剤を取替えつつ水を切らさないようにして 何とか生きてはいるけれど
最初はよく茂っていた葉も次々に枯れてきた
それでも中から新しい葉が上がってくるのだが たった1枚づつ・・それももう大きくは育たない
思えばなんて残酷なことをしているのだろうと ほんと我が身のエゴを突きつけられる思いで哀しくなってしまう
まるで天女を地上に引き降ろして暮らさせるような・・
いや 当地においては水棲生物を陸の上で飼おうとするのに等しい暴挙ではないのだろうか
これからどんどん暑くなれば部屋の中でも軽く35度くらいにはなるし 留守になることだってある
夏中コンスタントに冷却し続けるなんて ほんと不可能に近い

Bp2 Bp3









無理だろう 絶対に無理だろうという思いと でももしかしたらということもある 奇跡もあり得る という思いが交錯する
いっそ早く枯れてしまえば・・・という気持ちにもなるが
必死で新しい葉を伸ばしてくるのを見るといじらしくて せめてやるだけのことはやってちゃんと最後を看取ってあげよう なんてなにやら不治の病に侵された幼子をホスピスでケアしているような気分に・・・


それにしても色々検索したところ やはりブルーポピーに魅せられて 無謀と知りつつチャレンジを繰り返している人は全国にいるらしい
何しろ日本の中では冷涼な北海道でさえ管理は難しいという
暑い地方の人の中には 夏には冷蔵庫に入れて冬眠?させ 秋に外に出してまた成長させるなどの離れ業を駆使する人も
それも考えたが うちの1年目の小さい株ではその方法は通用せず 
そのまま枯れてしまうらしい
とするとやはりこのままひたすら冷やし続けるしか手は無いのだろうか
それとも思いきってダメモトで葉を落として冷蔵庫に入れてしまおうか
まったく思った通り とんでもない重荷をしょいこんでしまった
自業自得とはいえ なんでこんな苦境に・・・(・_・、)
今度こそもうダメかと思うとまた健気に新しい葉が出てくるし・・・

Bp4








でもね 私も含めて多くの人がそれだけ「狂う」のもわかるんです
ひと目だけでもあの青空と同じ色の花を見たい!という熱い思い
ブルーポピーにしてみれば迷惑な話だろうけど その魅力に取り憑かれてしまったら容易なことでは抜け出せないというか・・
だからこそ決して育たない地で売り出しても商売になるのだろうことが腹立たしいけれど

どちらにしても私なんぞは せいぜい青い朝顔で満足していればよかったのです
ごめんねゴメンね 暑いよね と話しかけながらせめて取り替える保冷剤
はい 思いっきりバカですね
どうぞ笑ってやって下さい としか言えないですね・・・・ 。。。。(( T_T)

Bpopy




これが祇王寺で逢ったブルーポピー
どうやって咲かせたのかな・・・

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